目次
チェキの画質の違いとは?
チェキカメラの各モデルは、それぞれ独自の機能や特徴を持っていますが、
現行モデルを撮り比べたところ、「intax-Richモードを搭載しているか」が一番大きく画質に影響を与えました。
intax-Richモードとは、プリント時の画質設定項目です。
チェキ独特の白飛びを抑え、はっきりとした綺麗な発色でプリントすることができます。
intax-naturalモード |
intax-Richモード |
---|---|
右側のintax-Richモードが白飛びが抑えられ、画質が良いと感じます。
チェキカメラで画質の良いものが欲しい場合は、「intax-Richモード」搭載のチェキを選びましょう。
ただし、チェキの魅力の一つは、アナログ的な風合いやノスタルジックな雰囲気でもあります。
そのため、あえて画質の高さ・写真の鮮明さよりも、特有の雰囲気や風合いを重視する場合もあるでしょう。
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画質の良い「intax-Rich」モードが使えるチェキ
「intax-Rich」モードが使える現行モデルは、
チェキカメラでは「instax mini Evo」のみです。
カメラ機能なしのチェキプリンターなら「instax Link」も使用できます。
上記2機種は、プリントの画質を「intax-Rich」と「intax-natural」から選択できます。
「intax-natural」モードは、Evo以外のチェキ(アナログ・デジタル)で撮影した画像と似た画質で、白飛びしがちです。(チェキらしい画質とも言えます。)
また、富士フイルムの公式サイトには、Evoの説明として以下のように記載されています。
フィルムへの露光密度※1を従来の2倍に高めることで、さらなる高画質を実現
※1 カメラ内で有機ELを使用し、撮像をフィルムに露光する際の密度引用:https://www.fujifilm.com/jp/ja/news/list/7203
「instax mini Evo」は、「フィルムへの露光密度を従来の2倍に高めることで、さらなる高画質を実現」とのことで、画質が良いチェキカメラをもとめるなら、印刷機能的にも、「instax mini Evo」がおすすめです。
チェキの画質の違いを比較
チェキカメラには「アナログ」タイプと「ハイブリッド」タイプがあり、画質の観点から選ぶ際も重要なポイントです。
「アナログ」タイプは、シャッターボタンを押すと直ちに写真がプリントされますが、撮影データの保存やスマートフォンとの連携はできないので、画質の調整を行うことはできません。
機能がシンプルなため、本体価格はハイブリッドと比較して安くなります。
一方、「ハイブリッド」タイプはデジタル技術を使用しており、撮影した画像をデータとして保存したり、スマートフォンとの連携による写真の加工が可能なので、画質を調整してプリントすることができます。
背面には写真のプレビューができるウィンドウがあります。
画質の観点から言えば、「ハイブリット」タイプを選ぶのが良いでしょう。
ただし、ハイブリッドカメラでも「instax mini LiPlay」は、「intax-Richモード」がないため、そのままプリントした時の「発色」はチェキの「アナログカメラ」に似た仕上がりになります。しかし、ハイブリッドカメラの特徴として、スマートフォンで加工したり写真のプリントができますから、フィルターやエフェクトを適用することで画質を変えることができます。
ハイブリッドカメラなら、アナログカメラとハイブリッドカメラの両方の利点を兼ね備え、さまざまなシーンで自由な表現が可能です。
タイプ | ハイブリッドカメラ | アナログカメラ | |
---|---|---|---|
機種 | instax mini Evo | instax mini 12 instax mini 40 |
|
モード | intax-Rich モード |
セルフィーモード あり |
セルフィーモード なし |
参考画質 実機撮影 |
チェキのハイブリッドカメラとアナログカメラの仕上がりは、上掲のように、同じ被写体でも差がでます。
チェキ「アナログ」カメラの接写機能(セルフィーモード)は、通常モードよりは接写できるものの、30cmより近いとピントがあわず、ボケた画質になってしまいます。
(アナログカメラは撮影写真が確認できる画面も無いため、ボケてしまったことにも気づきにくいです。)
実機を使った感覚では、50cm程度は離れないとボケやすいと感じました。
また、デジタルタイプは狙った画角での撮影が容易でしたが、アナログタイプのセルフィーモード(接写モード)では被写体がズレてしまうことがありました。アナログタイプでは、撮影時に右上の穴(ファインダー)から写真を構図に合わせて撮影しますが、カメラの位置とファインダーの位置に微小なズレが生じるため、正確な構図を得るには慣れが必要です。
おすすめチェキ比較表
品名 | チェキ instax mini Evo |
チェキ instax mini LiPlay |
チェキ instax mini 12 |
チェキ instax mini 40 |
チェキ instax SQUARE SQ1 |
チェキ instax mini 90 ネオクラシック |
チェキ instax WIDE 300 |
チェキ instax Link2 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
本体画像 | ||||||||
同じデータをプリントした スキャニング(※) |
intax-Richモード | データ非対応 | データ非対応 | データ非対応 | データ非対応 | データ非対応 | intax-Richモード | |
本体価格 | 25,800円 | 19,250円 | 11,000円 | 11,800円 | 13,750円 | 20,742円 | 14,168円 | 15,800円 |
フィルムサイズと 価格 |
mini 10枚 814円〜 |
mini 10枚 814円〜 |
mini 10枚 814円〜 |
mini 10枚 814円〜 |
SQUARE 10枚 1,100円〜 |
mini 10枚 814円〜 |
WIDE 1,812円〜 |
mini 10枚 814円〜 |
カラー | ||||||||
特徴 | intax-Richモードで綺麗な発色 エフェクトの掛け合わせ100種 |
音声をQRコードにして撮影画像と一緒にプリントする「サウンド機能」 | シンプル機能で 一番安いチェキ かわいいデザイン |
シンプル機能で 安いチェキ クラッシックなデザイン |
シンプル機能 |
バルブ撮影・二重露光・内蔵マクロ等、多彩な撮影モード | クラッシックなデザイン 大きめのWIDEサイズが撮れる |
プリントのみ intax-Richモードで綺麗な発色 |
タイプ | ハイブリッド カメラ |
ハイブリッド カメラ |
アナログ カメラ |
アナログ カメラ |
アナログ カメラ |
アナログ カメラ |
アナログ カメラ |
プリンター |
データ保存 | ◎ | ◎ | × | × | × | × | × | × |
スマホ連携 | ◎ | ◎ | × | × | × | × | × | ◎ |
セルフタイマー | ◎ | ◎ | × | × | × | × | × | × |
露光自動調節(明るさ自動調整) | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | – |
電源 | 充電式 | 充電式 | 電池式 | 電池式 | 電池式 | 充電式 | 電池式 | 充電式 |
電池種類 | リチウムイオン (取り外し不可) |
リチウムイオン (取り外し不可) |
単三電池 (2本) |
単三電池 (2本) |
リチウム電池 (CR2 / 2本) |
リチウムイオン (取り外し可能) |
単三電池 (4本) |
リチウムイオン (取り外し不可) |
充電後 撮影可能枚数 |
約100枚 | 約100枚 | 約100枚 | 約100枚 | 約300枚 | 約100枚 | 約100枚 | 約100枚 |
撮影距離 | 0.1m〜 | 0.1m〜 | 0.3m〜 | 0.3m〜 | 0.3m〜 | 0.3m〜 | 0.9m〜 | – |
プリント出力時間 | 約16秒 | 約12秒 | 約5秒 | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 約15秒 |
公式 | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 |
画質が良いおすすすめのチェキかめらは、「instax mini Evo」です。
チェキを購入する場合、富士フイルム公式サイト「フジフイルムモール」なら、会員登録で初回10%OFFクーポンがもらえます。
このクーポンはチェキ本体にも、フィルムにも購入にも使用可能です。
また、100円1ポイント〜100円3ポイントまで、購入額に応じたランク制で次回使えるポイントが付与されるため、フィルムなどのリピート購入がお得になります。
画質が良いおすすめチェキその1 「instax mini Evo」
「チェキ instax mini Evo」は、クラシックなデザインでありながら、レンズダイヤルやフィルムダイヤル、プリントレバーなど、昔懐かしいアナログ感に溢れる外観にも関わらず、デジタルの多機能な写真撮影を楽しむことができる「ハイブリッド」タイプのチェキカメラです。
このカメラでは、プリントの画質を「intax-Rich」と「intax-natural」の2つのモードから選択することができます。
さらに「レンズエフェクト」と「フィルムエフェクト」を組み合わせた100通り以上のエフェクトにより、様々な写真表現・個性的な画質を楽しむことができます。
「レンズエフェクト」は、撮影時にレンズに適用されるエフェクトです。以下は各エフェクトの解説です:
- ノーマル: デフォルトのエフェクトで、クリアで自然な写真を撮影します。
- ビネット: 中心が明るく、周辺が暗くなるエフェクトで、重点を特定の被写体に置くことができます。
- ソフトフォーカス: 微かにぼかしを加え、柔らかな雰囲気を演出します。
- ぼかし: 被写体の周囲をぼかし、ボケ味のある写真を撮影します。
- 魚眼: 魚眼レンズのような広い視野を持ち、曲線的な歪みを生じた写真を撮影します。
- 色ずれ: 色彩のシフトやぼかしが入り、ヴィンテージな雰囲気を出します。
- 光漏れ: 光が漏れるようなエフェクトで、独特の幻想的な写真を撮影します。
- ミラー: 映像を反射させるミラーのエフェクトで、線対象の写真を撮影します。
- 二重露光: 二つの異なる被写体を重ねて撮影することで、重層的な表現を生み出します。
- ハーフフレーム: 画面を2分割し、2つの異なるシーンを同時に撮影します。
一方、「フィルムエフェクト」は、プリント時にフィルムに適用されるエフェクトです。以下は各エフェクトの解説です:
- ノーマル: デフォルトのフィルムエフェクトで、自然なカラーバランスの写真をプリントします。
- ビビッド: 色鮮やかで鮮明なプリントを作成します。
- 淡い: 柔らかな色調や淡い色合いの写真をプリントします。
- キャンバス: キャンバスに描かれたような質感やテクスチャがある写真をプリントします。
- モノクロ: グレースケール(白から黒までの階調)に加工されます。
- セピア: 茶色がかったセピア色の写真をプリントします。ヴィンテージな雰囲気を演出します。
- イエロー: イエローのトーンがかかった写真をプリントします。温かみのある雰囲気を表現します。
- レッド: 赤みの強い写真をプリントします。鮮やかな印象を与えます。
- ブルー: 青みがかった写真をプリントします。クールな雰囲気を演出します。
- レトロ: 昔の写真を思わせる色合いや質感を持った写真をプリントします。ノスタルジックな雰囲気を出します。
これらのレンズエフェクトとフィルムエフェクトを組み合わせることで、写真に独自のおしゃれでエモい表現を加えることができます。自分の好みや撮影したいシーンに合わせて使用してみましょう。
また、instax mini Evoは、従来のチェキカメラよりもフィルムへの露光密度を2倍に高めることで、さらなる高画質を実現しています。画質と機能性の両面で優れたチェキカメラを求めるなら、「instax mini Evo」がおすすめです。
画質が良いおすすめチェキその2「instax mini Link2」
「チェキ instax mini Link」は、カメラ機能の無い「チェキプリンター」です。
スマホで撮影した写真を、チェキカメラと同じminiサイズのフィルムでプリントすることができます。
このチェキプリンターでも、Evoと同じくプリントの画質を「intax-Rich」と「intax-natural」の2つのモードから選択することができます。
Evoのように多彩なエフェクト機能はありませんが、専用アプリにはフレーム機能やコラージュ機能があります。
撮影機能はスマホで、プリントだけ楽しみたい場合は、「instax mini Link」がおすすめです。