「このチェキ、かわいく撮れたから友達にも渡したい!」「アルバム用に複製をとっておきたい!」——そんなときに役立つのが、チェキの「複製」です。
この記事では、スマホや自宅プリンターがなくてもOKな“コンビニ複製から、高画質で仕上がるネット注文、本物のチェキを再現できるチェキプリンターまで、チェキを複製する方法を解説します。 「なるべく安く済ませたい」「仕上がり重視で選びたい」「たくさん複製したい」など、あなたの目的に合ったベストな方法が見つかります。
- とにかく安く済ませたい人 → コンビニで複製(1枚あたり実質20円)
- 不器用な人、カット作業をしたくない人 → 富士フイルムの「ハーフサイズプリント」ならカット不要(1枚あたり59円)
- 本物のチェキと並べても違和感のない仕上がりにしたい人 → チェキプリンターでの複製が最適
方法 | コスト | 手間 | チェキに近く仕上がる? |
---|---|---|---|
① コンビニの マルチコピー機 |
◎ 約40円 ※半分にカットするので 実質20円/枚 |
△ ・コンビニのマルチコピー機を 使ってプリント ・写真のカットが必要 |
△ |
② 富士フイルムの ハーフサイズ プリント |
◎ 約59円/枚 →10%OFF & 送料無料クーポン |
◎ ・ネットで注文できる ・写真のカットは不要 |
◯ ・通常の写真プリントなので チェキの厚みや質感ではない。 ・アルバムに入れるなら問題なし。 ・銀塩プリントなので コンビニの昇華式プリント より綺麗。 |
③ チェキプリンター |
△ 約124円/枚 (Amazon最安価格) 本体代:レンタル1600円〜 購入:16,500円〜 |
◯ ・本体のレンタルか購入が必要 (本体を持っていれば◎) ・写真のカットは不要 |
◎ 本物のチェキ |
目次
ステップ1:まずはチェキをスキャンしてデータ化する
スキャンの準備とおすすめの方法
チェキを複製するためには、まず元の写真をスキャンしてデジタルデータとして保存する必要があります。
スキャナーを持っていない場合でも、コンビニやダイソーのマルチコピー機を利用することで、手軽にスキャンが可能です。
以下に、スキャンに使える代表的なコンビニと、使用方法を紹介します。実際に写真をスキャニングし、画質を比較しました。
セブンイレブン | ローソン ファミマ ミニストップ |
ダイソー | |
---|---|---|---|
実際に スキャニングした 画質 |
|
![]() |
|
マルチコピー機の メーカー |
フジフイルム製 | シャープ製 | リコー製 |
スキャニングの 解像度 (選択可能) |
・200dpi ・300dpi ・400dpi ・600dpi |
・200dpi ・300dpi ・400dpi |
・200dpi ・300dpi ・400dpi ・600dpi |
料金 | 1回30円 | 1回30円 | 1回30円 |
保存先 | ・USBメモリ ・スマホ |
・USBメモリ ・スマホ |
・USBメモリ ・スマホ |
アプリ | iPhone Android |
iPhone Android |
実際にスキャニングしてみた結果、コンビニのスキャニング中では、セブンイレブンが最もおすすめです。
他社に比べてスキャン画質が鮮明で、最大600dpiまで対応しているため、写真の再現性に優れています。
各社マルチコピー機のスキャニング方法は以下をご参考に。
スキャン時の並べ方とコツ
2枚以上複製したい場合は、並べてスキャンすることで効率が良くなります。
コンビニのスキャナーでは、最大A3サイズ(297mm × 420mm)までスキャニングできます。
チェキの「instax mini」サイズ(86mm × 54mm)なら、最大8枚(横4枚 × 縦2枚)並べてスキャン可能です。
4枚以上複製したい場合は、並べてマスキングテープでチェキを裏面から連結しておくとズレにくい
4枚以上複製したい場合は、薄いマスキングテープでチェキを裏面から連結しておくと、ズレを防げ、短時間でスキャニングできます。
スキャンの設定と保存形式
画質や加工のしやすさを考えると、以下の設定がおすすめです。
- 解像度:400dpi
- 保存形式:JPEG
- 保存方法:スマートフォン またはUSBメモリなど ※
※もし600dpiを選択した場合は、保存先としてスマホアプリが選択できない場合があります。(セブンイレブンのマルチコピー機は、600dpiは保存できませんでした。)その場合USBメモリが必要です。
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ステップ2:スキャニングした画像のトリミング
L判サイズに プリントする場合 ※コンビニでプリント可能 |
「ハーフサイズプリント」 で印刷する場合 ※富士フイルムでプリント可能 |
本物のチェキ で印刷する場合 ※チェキプリンターが必要 |
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![]() チェキを2枚ずつの画像でトリミングします |
![]() |
![]() |
トリミングは、iPhoneの場合デフォルトの「写真」アプリで可能です。
ステップ3:チェキを複製プリントする
- とにかく安く済ませたい人 → コンビニで複製(1枚あたり実質20円)
- 不器用な人、カット作業をしたくない人 → 富士フイルムの「ハーフサイズプリント」ならカット不要(1枚あたり59円)
- 本物のチェキと並べても違和感のない仕上がりにしたい人 → チェキプリンターでの複製が最適
方法①:コンビニで複製する場合
コンビニは、スキャンもプリントも1か所で完結できる最も身近で手軽な複製手段です。ここでは、チェキのスキャンデータをコンビニで印刷し、切って複製する方法を詳しく解説します。
1. プリントの準備
あらかじめスキャンしたチェキ画像を2枚ずつトリミングしておきます。
トリミングした画像は、スマホアプリやLINEを使ってコンビニのマルチプリンターに送信しておきます。QRコードまたは予約番号を取得できます。
セブンイレブンの登録方法
- スマホアプリ「netprint」または「かんたんnetprint」による写真登録(ネット予約)
- LINE友達登録 LINEで「ネットプリント公式アカウント」を友達登録して写真送信(ネット予約)
2. コンビニで写真プリント
コンビニのマルチコピー機で、さきほど取得したQRコードまたは予約番号を入力すると、写真プリントが可能です。
- プリント種類:「写真プリント(L判)」を選択
- 価格:L判1枚 約40円(チェキ2枚分で約20円/枚)
- 推奨設定:フチなし印刷
画像の縦横比は変更せず、L判サイズの上下いっぱいに画像を配置します。プリント後にカットしますから左右に余白ができても大丈夫です。
3. カットしてチェキサイズに
プリントされた写真をハサミやカッターで、オリジナルのチェキと同じサイズ(86mm × 54mm)にカットします。以下のような道具があると便利です:
- 定規+カッター:真っ直ぐ切るのに最適
- ロータリーカッター:素早く量産したいときに便利
- 名刺サイズ対応の断裁機:安定したサイズで大量カット可
この方法のポイント
- コスト最安:1枚あたり40円以下で複製可能 ※半分にカットするので実質20円/枚
- 設備不要:すべてコンビニで完結
- カットの手間は必要:L判にプリントするのでカットが必要です
手に取るとチェキの厚みや質感と違いますが、ポケット式アルバムに入れるなら、ぱっと見では本物のチェキのように仕上がります。
なお、写真プリントは、しまうまプリントやカメラのキタムラなど、銀塩プリントのネットプリントサービスを使うと、コンビニの昇華式プリントより高画質に仕上がります。
方法②:富士フイルムの「ハーフサイズプリント」で複製する場合

富士フイルム 「ハーフサイズプリント」 下フチ
コンビニよりも高品質な仕上がりを求めるなら、富士フイルムの「ハーフサイズプリント」を使う方法が便利です。
チェキのminiサイズに近い縦長の仕上がりで、カットの手間は不要です。
スマホやパソコンから画像をアップロードして注文するだけで、自宅に仕上がったプリントが届きます。

プリントサイズの比較
ハーフサイズプリントのサイズはチェキより少しだけ大きいのですが、多くのチェキアルバムにそのまま収納できます。
注文時に「下フチ」を選択すると、よりチェキに近い見た目になるのでおすすめです。
1. プリントの準備
あらかじめスキャンしたチェキ画像を「画面」部分のみトリミングしておきます。
2. 富士フイルム公式「FUJIFILM プリント&ギフト」でハーフサイズプリントを注文する
富士フイルム公式「FUJIFILM プリント&ギフト」の「ハーフサイズプリント」にアクセスし、「プリントのみ注文する」を選択します。
ハーフサイズプリントを選択したら、フチ加工の項目で、「下フチ」を選択します。
※紙の種類は光沢・マットどちらでも問題ありませんが、「光沢」の方が、本物のチェキの画面部分の質感には近いと思います。本物のチェキのフチ部分はマットなので、マットでも良いでしょう。個人的には「マット」が高級感があって好みです。
- プリント費用:1枚59円 当サイト限定クーポンで10%OFF
- 配送費:220円〜 当サイト限定クーポンで送料無料
- 納期:お届けが5〜9日後
この方法のポイント
- カットの手間がない:チェキに近いサイズなのでカットが不要
- 画質・品質が良い:写真店の銀塩プリントなので、画質は非常に滑らか。
- コスパ良好:1枚あたり59円と、チェキより安い
- まとめて注文に向く:10枚以上複製したいときにおすすめ
方法③:チェキプリンターで複製する場合
より本格的な見た目を再現したいなら、富士フイルムの「instax mini Link」などのチェキプリンターを使って複製する方法が最もリアルです。専用フィルムを使うことで、元のチェキと変わらない質感とサイズでプリントが可能です。
1. プリントの準備
あらかじめスキャンしたチェキ画像を「画面」部分のみトリミングしておきます。余白やフレーム部分は不要なので、プリンターでの印刷時に画面部分だけを使うと自然な仕上がりになります。
2. スマホアプリで接続・印刷
- 対応機種:instax mini Linkシリーズ、またはLink 2など
- アプリ:「instax mini Link」アプリをスマホにインストール
- 印刷手順:アプリを起動 → 写真を選択 → フィルターやフレームを選ぶ → 印刷
Bluetoothで接続し、スマホ画面から直接操作できます。印刷は1枚ずつになりますが、アナログ感を楽しみながら進められるのも魅力です。
3. プリントにかかるコストと特徴
- プリンター本体:レンタル1,600円〜/ 購入16,500円〜
- フィルム:約124円/枚(Amazon最安価格)
- 仕上がり:本物のチェキ
この方法のポイント
- 仕上がり最高:本物と並べても違和感ゼロ。まさに複製。
- コスト高め:1枚あたりの単価が高く、初期費用も必要
本物のチェキと全く同じように複製したい場合はこの方法を選びましょう。
まとめ あなたに合ったチェキ複製方法で複製しよう
チェキの複製には「価格」「手間」「仕上がり」のバランスがあり、人によって最適な方法は異なります。以下を参考に、用途や予算に合った方法を選んでみてください。
- とにかく安く済ませたい人 → コンビニで複製(1枚あたり実質20円)
- 不器用な人、カット作業をしたくない人 → 富士フイルムの「ハーフサイズプリント」ならカット不要(1枚あたり59円)
- 本物のチェキと並べても違和感のない仕上がりにしたい人 → チェキプリンターでの複製が最適
たとえば、1〜2枚だけ手軽に複製したいならコンビニが最適。プレゼント用に綺麗に仕上げたいならネットプリント、本物志向で保存したいならチェキプリンターがぴったりです。
それぞれの方法のコスト・手間・仕上がりの違いをまとめた表はこちらからチェックできます。
お気に入りのチェキを、あなたに合った方法で素敵に複製してみてください。きっと、思い出の1枚がもっと特別なものになりますよ。