「子どもの写真で、記念に残るアクスタを作ってみたい」「推し活や同人向けに、1個から作れるアクリルスタンドを探している」そんなときに気になるのが、しまうまプリントのアクリルスタンドです。
しまうまプリントのアクリルスタンドは、家族・子ども・ペットの写真や、自作イラストなどを使って、オリジナルのアクスタ(アクリルスタンド)を1個から作れるサービスです。
今回は、子どもの写真を使った記念向けのアクスタと、推し活・同人グッズをイメージしたイラストのアクスタを、実際にSサイズで作ってみました。作成画面の使い勝手、切り抜きのしやすさ、届いた実物の品質まで、体験ベースで詳しくレビューします。
しまうまプリントのアクリルスタンドって何?

しまうまプリントのアクリルスタンドは、写真やイラストをアップロードして、オリジナルのアクリルスタンドを作れるサービスです。台座つきで、1個から注文できるのが特長。子どもの写真で作る記念品はもちろん、ペットの写真、推し活、同人グッズ、ちょっとしたプレゼントにも使いやすいアイテムです。
今回はSサイズで注文しました。Sサイズは最大100×100mmの範囲で作成でき、作成画面のプレビューに表示された仕上がりサイズは以下の通りです(縦寸法はツメ3mmを含む表記で、完成品の実測値ではありません)。
| 今回注文したサイズ | Sサイズ |
|---|---|
| 価格 | 1個600円(税込) |
| 送料 | 自宅配送(ゆうパケット):330円(税込) カメラのキタムラ店頭受取:無料(一部店舗を除く) |
| Sサイズ1個の合計 | 自宅配送:930円(税込)(商品代600円+送料330円) 店頭受取:600円(税込) ※通常価格での商品代と送料の合計。割引・クーポンや、別途発生する決済手数料は含みません。 |
| 発送・到着の目安 | 自宅配送:注文から発送まで約2週間、発送後2〜3日程度で到着(一部地域を除く) 店頭受取:注文から店舗到着まで約20日 |
| 素材 | アクリル |
| 厚さ | 3mm |
| 印刷 | 片面印刷 |
| 付属品 | 台座つき |
| 作成できるもの | 写真・イラストなど(家族・子ども・ペット・推し活向けにも使いやすい) |
| 今回の仕上がりサイズ① | 子どもの写真:縦97mm × 横42mm |
| 今回の仕上がりサイズ② | イラスト:縦94mm × 横89mm |
アクリルグッズでは、カラーの発色を良くするために、印刷面の裏側へ白版(白インクの下地)を入れる作りが一般的です。
今回届いた実物も、背面を見ると白版が入っているのがわかり、透明感を残しつつ、正面から見た色がしっかり出る作りになっていました。
しまうまプリントのアクリルスタンドは、1個から作れて、写真でもイラストでもきれいなアクスタが作れるサービスでした。実際に届いた商品を見ると、アクリルの透明感がきれいで、Sサイズでもしっかり存在感があります。
イラストはピンクの発色が鮮やかで、髪の流れやフリルなど細かい部分まで見栄えよく再現されていました。子どもの写真も自然な発色で、輪郭に沿ってきれいにカットされていました。記念グッズとして十分かわいく仕上がっています。
一方で、作成時の切り抜きには少し工夫が必要でした。しまうまの作成ソフトでは写真やイラストをアップすると切り抜きができますが、写真では被写体の髪の毛の部分がうまく切り抜かれなかったり、イラストでは細かい装飾の背景が残ってしまうなど、細部の微調整がやや難しい部分がありました。そこで今回は、フォトブックマニアの切り抜きツールであらかじめ背景を透過した画像(PNG)を作成し、それを使って注文しました。
まとめると、完成品の品質には満足度が高く、推し活・同人向けのイラストアクスタとの相性は良好です。子どもの写真やペットの写真で作る「飾れる記念品」としても使いやすく、切り抜きだけ事前に整えておくと、さらに仕上がりをコントロールしやすいと感じました。
おすすめな人
- 子ども・家族・ペットの写真で記念になるアクスタを作りたい人(成長記録として1年ごとに作っていくのもおすすめ!)
- 推し活や同人向けに、イラストでアクリルグッズを1個から作りたい人
- Sサイズでもしっかり見映えするアクスタを作りたい人
- 切り抜き済みの透過画像を使って、仕上がりを細かく調整したい人
おすすめではない人
- 完全におまかせで、切り抜きの細かい確認をしたくない人
- 裏面にもデザインされた両面印刷のアクスタを求める人
- 髪の毛や装飾が非常に細かいイラストを、編集なしでそのまま完璧に切り抜きたい人
実際に作ってみた!データ作成から注文まで
1. 今回は「子どもの写真」と「イラスト」の2種類で作成

今回は、用途の違う2パターンで試しました。
- 子どもの写真:入園・卒園・発表会などの記念グッズをイメージ
- イラスト:推し活・同人グッズをイメージ
この2種類で作ってみると、しまうまプリントのアクリルスタンドが、記念品向けにも、グッズ制作向けにも使えることがわかりやすいです。
2. まずは、しまうまの作成ソフトで切り抜きを試してみた

しまうまプリントの切り抜きツールで切り抜いたもの
イラストのアクスタを作るとき、まずはしまうまの作成ソフト側で切り抜きを試しました。
操作自体はわかりやすく、ブラシで消す・戻すといった基本操作もできます。

残ってしまった背景
ただ、今回のイラストは髪の毛、リボン、細い装飾、杖のパーツなどが多く、切り抜き残しが多く、全てしまうまプリントの作成ソフトで切り抜くのは大変でした。切り抜きチェックの画面で全体のシルエットの確認ができますが、細かい部分が切り抜きできていません。
完成度を上げたい場合は、別の切り抜きソフトやアプリを使ってあらかじめ切り抜きをしてから画像をアップするほうが良いと感じました。
3. フォトブックマニアの切り抜きツールで透過画像を作成
そこで今回は、フォトブックマニアの人物切り抜きアプリを使って、背景をあらかじめ透過した画像を作成しました。
切り抜き残しを「自動選択で消す」機能もつけましたので、切り抜き残しの調整が簡単です。
また、拡大しながら消しゴムで調整できるので、髪の先や細いすき間の確認がしやすいのがメリットです。
4. 透過画像を読み込んで、ツメ(台座差し込み部分)を調整

こちらは、フォトブックマニアで背景を透過した画像を、しまうまプリントのアクリルスタンド作成ツールにアップして、
「切り抜きチェック」で確認した画面です。細部まで背景が切り抜きされていることが確認できます。
画像をアップしたら「次に進む」をタップします。

次はツメ調整です。
アクスタでは、本体の下部に台座に差し込むためのツメを付ける必要があります。
イラストでは、全体の幅が広めだったため、本体下部が横に広がるツメの形を選びました。
仕上がり表示を見ると、縦94mm・横89mmで、Sサイズの中でもかなり大きく使えています。大きなリボンや髪の広がりも入れられており、見栄えのよいバランスです。

子どもの写真は縦長シルエットなので、本体下部が縦長になるツメの形を選択。プレビューに表示された仕上がりサイズは縦97mm・横42mmでした。
今回の仕上がりを見ると、輪郭より少し外側に透明の余白を残したカットラインになっており、細かなパーツもその内側に収まっていました。
5. 注文後、商品が到着

商品は緩衝材つきの封筒で届きました。アクリル製品なので、配送時の割れや傷が気になるところですが、薄型の梱包でも大きな問題はなく、受け取り時点で破損はありませんでした。
公式案内では、自宅配送は注文から発送まで約2週間、発送後2〜3日程度で到着が目安です(一部地域を除く)。「注文から2週間で到着」ではなく、発送までの期間に配送日数を加えて考えましょう。お届け日時は指定できないため、卒園式やイベントなどに合わせる場合は、余裕を持って注文してください(公式の配送・納期案内)。
届いた商品を開封してチェック
同封物はこんな感じ

封筒を開けると、アクスタ本体と台座に加え、取り扱い説明の用紙が入っていました。アクスタ本体はそれぞれ個別に保護されており、作りとしてはシンプルですが、必要な案内はひと通り揃っています。

案内用紙には、「透明フィルムを剥がしてご利用ください」という説明が書かれていました。アクリル商品は表面保護のため、QRコードが印字された透明フィルムが貼られています。
届いた直後に少し白っぽく見えても、まずはフィルムを剥がしてから仕上がりを判断するのがポイントです。
フィルムを剥がす前の状態


フィルムを貼ったままの状態では、表面がやや曇って見えます。
フィルムには、製品管理のためのQRコードや「フィルムを剥がして使用」という案内が記載されています。見た目の印象はまだ完成形ではありません。

背面を見ると、白版が入っているのがわかります。片面印刷のアクスタでは一般的な仕様で、表面から見たときに色が沈まないよう、裏から白で支える構造です。
フィルムを剥がすと透明感がアップ

フィルムを剥がしていくと、表面の透明感が一気に増します。アクリルの美しいツヤが出て、印刷面の色もはっきり見えるようになります。特に初見で「ちょっと白い?」と感じた場合でも、フィルムを剥がすと印象がかなり変わります。
仕上がり品質をレビュー
イラストアクスタの仕上がり

イラストのアクスタは、特に仕上がりが良く感じられました。発色が鮮やかで、グラデーションのやわらかさもきちんと残っています。
髪の毛の流れ、フリルの細い線、杖の装飾など、細かい部分も見栄えよく再現されていました。
イラストの繊細な濃淡も印刷に残っており、Sサイズでも安っぽく見えません。

また、複雑なシルエットのキャラクターでも、外周に透明の余白があることで、収まりが良いです。
アクスタとして飾ったときのバランスが良く、推し活・同人系の少部数グッズとして十分実用的だと感じました。
子どもの写真アクスタの仕上がり

子どもの写真で作ったアクスタは、園バッグや帽子の色がわかりやすく、記念品らしいかわいさがあります。
人物の輪郭に沿ったカットも自然で、写真をそのまま飾るよりも「特別感のあるグッズ」になるのが魅力です。

今回のような縦長シルエットは、台座に立てたときに省スペースで飾りやすいのも良い点です。玄関、棚、デスクまわりなどに置きやすく、祖父母へのプレゼントや、卒園・入学の記念にも向いています。
なお、透明アクリルは光を受けやすいため、撮影時や飾る場所によって見え方が変わりやすい素材でもあります。逆に言うと、明るい場所では透明感が活きやすく、インテリアとの相性も良好です。
2つ並べるとサイズ感はこんな感じ

2つを並べると、同じSサイズでも印象がかなり違います。子どもの写真はスリムで飾りやすく、横幅広めのイラストはグッズ感が強め。用途に合わせてサイズ内の使い方を変えられるのも、アクリルスタンドのおもしろいところです。
印刷機は何を使っている?UV印刷と仕上がりの関係を考察
印刷機はUVプリンター「MO-240」
印刷の仕上がりが気になったので、どんな設備で作っているのかも調べてみました。印刷機メーカーのローランド ディー.ジー.が公開している導入事例では、しまうまプリントが、フラットベッドUVプリンター「MO-240」を複数台導入していることを確認できます。
フラットベッドとは、素材を平らなテーブルに載せて印刷するタイプのこと。UVプリンターは、UV(紫外線)でインクを固めながら、アクリルなどの素材に直接印刷できる機械です。
参考:ローランド ディー.ジー.「株式会社しまうまプリント」導入事例、UVプリンターの解説
発色だけでなく、細い線やグラデーションにも注目

MO-240は、インクの吐出を細かく制御し、小さな文字やグラデーションなどを表現する機種として紹介されています。
今回のイラストも、アップで見ると前髪の細い線、フリルの縁取り、ピンクのドレスの明暗を見分けられます。単に色が濃く出ているだけではなく、淡いピンクと濃いピンクの描き分けが残っているところが、仕上がりの良さを感じたポイントでした。
機種の性能についての参考:ローランド ディー.ジー.「VersaOBJECT MOシリーズ」
発色だけでなく、印刷が素材にしっかり付いているかも大切な要素

裏面は、輪郭に沿った白い層と、その周囲の透明なアクリルが見えます。透明素材への印刷では、白版(白インクでつくる下地)を使うことで、背後の色の影響を抑え、カラーの絵柄を見せやすくできます。
一方、しまうまプリントの導入事例で取り上げられているのが、プライマー(インクを素材に密着させやすくする下処理)です。同事例では、プライマーを使った印刷によって、アクリルへのインクの密着性が向上したと紹介されています。
白インクは「色を見せるため」、プライマーは「インクを密着させるため」。どちらも下地に関わりますが、同じものではありません。アクリルグッズでは、発色だけでなく、印刷が素材にしっかり付いているかも大切な要素です(写真からは、インクの剥がれにくさまでは判断できません)。
参考:MOシリーズの白インクの説明、しまうまプリントの導入事例(プライマーについて)
しまうまプリントのアクリルスタンドのメリット・デメリット

ここが良い!
- 1個から作れるので、記念品・試作・推し活グッズにも使いやすい
- アクリル3mmで、Sサイズでもしっかり存在感がある
- イラストの発色が良く、細かい装飾も見栄えしやすい
- 子ども・家族・ペットの写真でも、飾れる記念品にしやすい
- 透明フィルムで保護された状態で届くので、表面に傷がつきにくい
ここは気をつけたい
- 複雑なイラストや、背景が複雑な写真は、切り抜き後の微調整に手間がかかることも
- 片面印刷なので、背面は白版が見える仕様
- フィルムを剥がす前は少し白っぽく見えるため、最初の印象だけで判断しないほうがよい
- 細部までこだわるなら、透過PNGを事前に作ってから入稿したほうが安心
おすすめの使い方
- 卒園・入学・発表会など、子どもの成長記録を飾れる形にしたいとき
- 祖父母へのプレゼントとして、写真をそのまま渡すより記念感を出したいとき
- ペットの写真で、気軽に作れる飾りものを作りたいとき
- 推し活・同人イベント向けに、イラストアクスタを少数で作りたいとき
- 透過済みイラストを使って、自分用のアクスタを試作したいとき
まとめ

しまうまプリントのアクリルスタンドは、「1個から作れる手軽さ」と「ちゃんと飾りたくなる仕上がり」のバランスが良いサービスでした。Sサイズでも想像以上に存在感があり、子どもの写真では記念品らしいかわいさ、イラストではグッズとしての満足感がしっかり出ます。
特に印象的だったのは、保護フィルムを剥がしたあとの透明感と、イラストの発色の良さです。一方で、複雑なイラストの切り抜きは少し工夫したほうがきれいに仕上がるため、今回のようにフォトブックマニアの切り抜きツールで透過画像を作っておく方法はかなり有効でした。
「子どもやペットの写真で記念に残るアクスタを作りたい」「推し活や同人向けに、まずは1個から試したい」という人には、十分おすすめできるサービスです。

