近年スマホカメラの性能が向上したことにより、いろいろな種類のスマホ用外付けレンズが購入できるようになりました。
しかし初めて使用する方ですと、どんなレンズなのか試してみたい、と考える方もいるかと思います。そんなときには、100円均一で購入できるスマホ用レンズを試してみませんか?
今回は、ダイソーとキャンドゥで購入できるスマホ用レンズの比較をしてみました。
それぞれのスマホ用レンズの使用感だけでなく、おすすめのレシピも紹介しているので、ぜひ見てみてください。
この記事は、実務経験のあるプロカメラマン・フォトグラファーが監修しています。
目次
スマホ用レンズとは?
スマホ用レンズとは、スマートフォンのカメラレンズに装着することで使用できる外付けレンズのことです。
基本的には外付けレンズに付属されているクリップをスマホカメラのレンズに合わせて装着し、外付けレンズを固定して使います。
スマホ用レンズはどの種類でもコンパクトな手のひらサイズなので、持ち運びも手軽で旅行や外出にも持っていきやすいです。
また、一眼レフカメラ用レンズに比べて低価格で購入できるというのも大きなメリットといえます。
低価格で購入できると、いろいろな種類のレンズが購入できるので、撮影する写真に表現の幅が広がりますよ。
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100円均一でスマホ用レンズが購入できる!
ネット上でもたくさんのスマホ用レンズが販売されていますが、身近にある「100均一」でもスマホ用レンズが購入できます。
100円均一で購入できれば「これってどんなレンズ?」と気になるときにも気兼ねなく試すことができますね。
100円均一で買えるスマホレンズの種類
現在(2023年11月)100円均一で購入できるスマホ用レンズは以下になります。
- 広角レンズ
- 魚眼レンズ
- マクロレンズ
- 望遠レンズ
- 偏光レンズ
ダイソーでは「スマートフォンレンズセット 」といった魚眼レンズとマクロレンズ、広角レンズの3つがセットになった商品と、反射を抑える偏光レンズというレンズが購入できます。(どちらも¥110(税込))
また、キャンドゥでは「2倍望遠レンズ」と「広角&マクロレンズ」といった1つの商品で2つのレンズが楽しめるという商品が販売されていました。(どちらも¥110(税込))
100円均一のスマホ用レンズ7個を比較!(同じ被写体で撮影)
さて、ここからは購入した100円均一のスマホ用レンズを比較してみたいと思います。
ダイソー「スマートフォンレンズセット(魚眼レンズ、 マクロレンズ、広角レンズ、)」
まずは、一つの商品で3種類のレンズが楽しめるダイソーの「スマートフォンレンズセット」です。
セット内容は、レンズ3点に加え、レンズを保護するレンズ蓋が2点、スマホにレンズを固定するクリップ、収納袋が含まれていました。
マクロレンズと広角レンズは、重なって入っています。広角レンズを使うときには2種類のレンズを取り付けて使用しましょう。
スマホカメラにダイソーのスマホ用レンズを装着してみましたが、スマホカメラをクリップで挟んだあと、固定ができないので、スマホ本体の大きさによってはずれやすいかと思います。
ちなみに、今回はiPhone13に装着してみましたが、スマホ用レンズがずれることはありませんでしたが、ケースを使用すると幅が広くなってしまい、上手く装着できませんでした。
ケースを外して装着しています。
ダイソースマートフォンレンズセットの魚眼レンズ
魚眼レンズとは焦点距離が短く、およそ180度という広い範囲が撮影できる広角レンズのひとつ。被写体の周りが歪んだ特徴的な写りで、インパクトのある写真が撮れるレンズです。
魚眼レンズの特徴を知った上で撮影した写真を見てみると、歪みはしっかりと見られていますね。
ケラレが見られるのはこちらのレンズが円周魚眼レンズといった、真の周りに円形が写し出されるタイプのレンズなので問題ありません。
ダイソースマートフォンレンズセットのマクロレンズ
マクロレンズとは被写体にグッと近づいて撮影するときに使用するレンズのこと。
虫眼鏡のように被写体を大きく撮影できるため、普段なかなか見ることのできない世界を見ることができます。
ダイソーのレンズセットの中に含まれているマクロレンズで撮影した写真を見てみましょう。
思いっきり近づくことで、花の質感がわかりますね。
ピントは花びらにAFロックをかけて合わせていますが、全体的に少しボケているように感じます。
Amazon・楽天ランキング1位のスマホカメラ専用の外付けレンズ「selvim」で撮影すると、花脈までしっかりと見えました。
とはいえ、100円でここまでのクオリティのマクロ撮影ができるので、普段使いでも活用できるように感じます。
ダイソースマートフォンレンズセットの広角レンズ
広角レンズとは焦点距離が短く、標準レンズに比べて広い画角が撮影できるレンズのことをいいます。
あまり被写体から離れられないけど広い範囲を撮影したいときや、きれいな風景を撮影したいときに活躍するレンズです。
では、ダイソーのレンズセットの広角レンズで撮影した写真を見てみましょう。
フレアが入ってしまい少し見にくいのですが、比較のため同じ場所で撮影しています。
スマホ用レンズを装着していないときに撮影した写真と比べてみると、若干広範囲で撮影できていますね。
キャンドゥ:「広角&マクロレンズ」(1つの商品で2役)
次にキャンドゥで購入できる「広角&マクロレンズ」で撮影した写真を確認していきましょう。
こちらの商品は、一つの商品で広角レンズとマクロレンズ、二つの役割を果たしてくれます。
セット内容は、広角レンズとマクロレンズに加え、スマホ用レンズをスマホ本体に固定するクリップ、レンズキャップ、収納袋が付属されています。
レンズはどちらも、クリップに装着された状態で入っていました。
クリップの可動域はダイソーと変わりません。
こちらも同じようにネジなどで固定できないので、ずれてしまうこともあります。
キャンドゥ マクロレンズ
それでは、キャンドゥのマクロレンズで撮影した写真を見てみましょう。
花びらにピントを合わせています。
やはり全体的に少しボケているように感じますが、花の質感は細かく見えます。
思いっきり被写体に近づき、「AFロック」を使ってピントを固定しましょう。
キャンドゥ 広角レンズ
次にキャンドゥの広角レンズを使って撮影した写真を見てみましょう。
花壇の真ん中にある高さの低い花にピントを合わせました。
若干ケラレが気になりますが、こちらは比較のためズームなどでケラレは消さずに撮影しています。
広い範囲は撮影できていますが、若干歪みが気になりますね。
キャンドゥ「2倍望遠レンズ」
キャンドゥで購入できる「2倍望遠レンズ」で撮影した写真を確認していきましょう。
キャンドゥで購入した望遠レンズは「2倍」の倍率でズームされるため、望遠レンズとはいっても被写体から離れての撮影は難しいように感じます。
キャンドゥの「偏光レンズ」
偏光レンズ無しで撮影した水面 |
偏光レンズを付けて撮影した水面 |
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反射を抑えてくれる「偏光レンズ」も100円均一で購入できます。
こちらの商品はキャンドゥで購入しました。(2022年12月)
偏光レンズで強い光を抑えることで、被写体をよりくっきりと鮮明に映し出してくれます。
使い方は、スマホカメラにクリップを装着し、レンズを回しながら乱反射光カット量を調節して撮影します。
使用感は、上の画像の通り、バケツに水をはった水面の反射は抑えて撮影できました。
水の中や水槽、水族館での撮影にも活用できるでしょう。
光沢感のある本の表紙を撮影したところ、こちらは違いがわかりにくかったです。
※「光の強さや角度によっては完全に消えない」と記載されていますので、光が強すぎたり角度が悪かったかもしれません。
レンズの収納も100円均一で買っておこう
スマホ用レンズは小さいのでまとめて収納しておくと便利ですね。
キャンドゥの望遠レンズと偏光レンズ以外は、収納袋が付属されていますが、便利な収納ケースなどを100円均一で購入しても良いでしょう。
種類別に収納袋にまとめ、収納袋を収納ケースに入れて保管しておけば、持ち運びも楽です。
まとめ
今回は100円均一で購入できるスマホ用レンズについてまとめました。
比較した結果、ダイソーもキャンドゥも、100円で購入できるレンズの中では「マクロレンズ」のクオリティが高い印象を受けました。
特にキャンドゥのマクロレンズは問題なく使用できそうです。
100円で購入できるというのは、大変魅力的ですね。