新成人を迎える方の中には、記念写真をどう撮るか迷われている方もいるでしょう。
プロカメラマンに撮影依頼することがメジャーな成人式の写真ですが、気兼ねなくセルフ撮影に挑戦するのもおすすめです。
セルフで成人式の写真を撮るときや式典のときなど、自分で成人式の写真をステキに撮るにはどう撮れば良いのかわからない、と悩まれている方もいるのではないでしょうか?
成人式の写真は、ボケ感はもちろん、美しい背景の中で光を読み取って撮影することで、オシャレで可愛らしい写真が撮れるのです。
今回は、成人式の写真の撮り方をご紹介します。
併せておすすめのポーズや構図、きれいに撮るための撮影前のチェックしたいことなど解説しております。
ぜひ、新成人を迎えるみなさんは参考にしてみてくださいね。
この記事は、実務経験のあるプロカメラマン・フォトグラファーが監修しています。
成人式のアルバム作りにおすすめのフォトブックはこちら
目次
きれいに撮るために!<撮影前のチェック>
成人式の写真をキレイに撮るために、撮影前のチェックが欠かせません!
後日撮影データを見返して後悔しないように、振袖の着崩れとヘアメイクの崩れを忘れずに確認しておきましょう。
撮影前にすぐ確認できるように大きめの鏡を準備しておくと安心です。
振袖の着崩れ
正しく着付けすれば着崩れしにくいものの、歩いたり座ったりと動いているうちに少しずつ崩れてしまうこともあります。
- 衿元が緩んでおらず、左右の半衿が均等に出ているか
- 帯揚げの出方
- 帯は下がっておらず、水平を保っているか
- 帯締めの端は垂れていないか、また狭まっていないか
- おはしょりにシワがあったりめくれたりしていないか
ヘアメイクの崩れ
ヘアメイクも振袖と同じようにしっかりとチェックしましょう。
- 前髪の乱れ
- 不要な場所から後れ毛が出ていないか
- ヘアアクセサリーがズレていないか
- マスカラやアイシャドウが滲んでいないか
- アイブロウが取れていないか
- リップはキレイに乗っているか
- ファンデーションはよれていないか
以上のポイントを確認し、必要な場合は直してから撮影しましょう。
成人式で必ず撮っておきたいシーンとおすすめのポーズ・構図
早速ここからは成人式で必ず撮っておきたいシーンを紹介いたします。
撮りたいシーンに合わせておすすめのポーズや構図などもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1、支度・メイク・着付けのシーンの写真
まずはお支度のシーンを撮影しましょう。
メイクや着付けなど、普段とは違う姿を残しておくことで、フォトブックにしたときにストーリー性のある一冊に仕上がります。
アイメイクやリップを塗ってもらっているところを鏡越しで撮影してみたり、
帯を締めてもらっているシーンを撮影しても良いでしょう。
お支度のシーンでは、日の丸構図や三分割法構図を使ってシンプルに撮影するのがおすすめです。
壁や扉などを使って前ボケを作ると、遠目で見守られているような温かい雰囲気の写真が撮れますよ。
さらに、前ボケを作ることで少し離れた場所から撮影するので、写真に余白ができてオシャレな雰囲気に!
前ボケの作り方は、後ほど詳しく紹介しますね。(→前ボケの作り方)
また、あえて振袖や成人式で使用する小物のみをピックアップして撮影するのも良いですよ。
カメラを横向きにし、三分割法構図で物撮りにも挑戦してみましょう。
アンティークな椅子があれば、そこに着物をかけて撮ってみるのもおすすめです。
カメラは縦向きに構え、三分割法構図を使ったシンプルな撮り方で撮りましょう。
人物の写らない写真を数枚をフォトブックにレイアウトするとその写真がアクセントになり、まるで雑誌のようなオシャレな一冊に仕上がりますよ。
2、振袖の全身写真(おすすめのポーズ・立ち方・姿勢・角度)
まず必ず撮っておきたいのが、振袖の全身写真。
全身写真を撮るときには、どのポーズでも両足を揃えて立ち、背筋をしっかり伸ばして撮影に挑みます。
まずは、オーソドックスに、
- 帯の下の方で両手を揃え、バッグをお腹のあたりで両手を添えるように持って立つポーズ
をしてみましょう。
このとき真正面を向くのではなく、カメラに向かって少し斜めに立つと良いです。
ほかには
- 袖の部分を写し出すように両手を広げたポーズ
- 歩いている姿
- 小物を使っての撮影
もおすすめです。
ちなみに、歩いているところを撮影したいときには、地面の水平ラインを意識するとバランスの良い写真が撮れますよ。
構図としては片側に寄せた三分割法構図がおすすめです。
被写体と距離が撮れるときや自宅の玄関などで撮影するときには、日の丸構図も良いです。
ある程度近づいて撮影したいときには、縦向きにカメラを構え、
少し離れた場所から風景に溶け込んだような写真が撮りたいときには、横向きにカメラを構えて五分割法構図や四分割法構図に挑戦してみてください。
背景に合わせていろんな構図を組み合わせてみてくださいね
★スマホ(iPhone)の場合
スマホカメラで全身写真を撮る場合も、少し離れた場所で撮影します。
スマホを逆さに持ち、下から煽るように撮影してみましょう。
横より縦で撮影するとスマホカメラでも全身写真がきれいに残せますよ。
3、振袖の後ろ姿の写真(おすすめのポーズ・立ち方・姿勢・角度)
振袖の写真は全身写真に加えて、後ろ姿の写真もしっかり撮影しておきましょう!
基本的な立ち方や姿勢は、全身写真の撮り方と同じです。
後ろ姿の写真を撮るときのおすすめポーズは、
全身写真と同じようにシンプルな立ち姿や両手を広げたポーズ、和傘などの小物を使ってみましょう。
ほかにも、指で「2」と「0」を作ったハタチポーズで撮るのもおすすめです。
構図は、三分割法構図や二分割法構図、日の丸構図をはじめとした基本の構図、ぐっと離れて四分割法構図や五分割法構図などを中心に、背景に合わせていろんな構図を活用してみましょう。
4、アップの写真
振袖がメインの全身写真を撮り終えたら、アップの写真も忘れずに撮影しましょう。
アップで撮るときには、シンプルに日の丸構図や三分割法構図を使って撮影しましょう。
ここでもカメラを縦に構えたり横に構えたりすることで、同じアップの写真でも雰囲気の異なる写真が撮れますよ。
正面から撮影するだけでなく、横顔やあえて目線を外して撮影してみても良いでしょう。
思いっきり笑顔で撮ってみたり、凛とした表情で大人っぽい雰囲気のアップ写真を撮ってみるのも良いですよ。
5、髪型の写真
振袖を着用したときには、ヘアアレンジもいつもと違った華やかなスタイルに仕上げるので、髪型をメインにした写真もぜひ撮影しておきましょう!
ヘアアクセサリーが目立つように、斜め後ろの角度からカメラを構えてみましょう。
日の丸構図や三分割法構図、二分割法構図を使って帯の位置あたりやバストアップで切り取れば、ヘアアレンジの細かい部分が撮れます。
先ほどもご紹介した指で「2」と「0」を作ったハタチポーズで撮っても記念になりますよ。
さらに、被写体に思いっきり寄って日の丸構図でアップ写真を撮ってみても!
この時に前ボケを使ってみると仕上がりが良くなりますよ。
また、青空や緑などキレイな風景を背景にした写真が撮れるときには、写真に余白が出るように少し引き気味でカメラを構えてみましょう。
引きで撮る髪型の写真では、日の丸構図がとくにおすすめです。
6、ネイルの写真
振袖のデザインに合わせて施したネイルの写真も必ず押さえておきたいです。
ネイルの写真を撮るときには、アップでの撮影がおすすめ!
ヘアアレンジと同じように寄り気味で撮影することで、ネイルの細かいデザインが際立つからです。
両手を帯のあたりで重ね、パーツ撮りのように指先を撮ってみるとロケーション撮影の中でもネイルの写真が撮影できます。
このときは三分割法構図がマスト!指先をアップにして撮ってみてくださいね。
片手のネイルを撮影するときには、手に何かを握っているようなイメージで軽くグーにしましょう。
ネイルを見せるようにポーズを撮ることがポイント!
カメラはある程度寄り、三分割法構図になるように撮影してみましょう。
もし三脚を使って撮影できるときには、両手を合わせての撮影に挑戦しても!
使い方はカメラやスマホを三脚に固定し、セルフタイマー機能を活用すると良いでしょう。
その後、整った背景の中で二分割法構図や三分割法構図になるように両手を合わせます。
このとき、一つひとつのネイルがわかるように両手を配置させることが大切です。
指は全て揃えて撮影してみると、振袖に合う上品な雰囲気に仕上がりますよ。
7、家族の集合写真
節目として、家族との集合写真も記念になりますよ。
とくに、大人になるに連れて家族と写真を撮る機会もほとんどなくなってしまうので、ぜひこの機会に積極的に集合写真を撮ってみましょう。
家族の集合写真では新成人をお祝いしているような雰囲気が演出できるように、振袖を着用したあなたが真ん中に立ち、その周りを囲うように家族は並ぶと良いです。
キレイな風景の中で撮影するときには、放射線構図や視線誘導構図を活用し、全身を写し出すように少し引き気味で撮ってみましょう。
ポーズは新成人の肩に手を添えてみたり、肩を組んでみても良いですね。
美しい立ち姿がキープできれば、あえてポーズは取らずに立ち姿だけで撮影しても良いでしょう。
構図は人数にもよりますが、主題がストレートに伝わる日の丸構図の活用がやりやすいでしょう。
母親や父親と2人で取るなら三分割法構図も良いですね。
ちなみに、複数人で撮影する場合はできる限り前後で並ばず、横一列になるように並びましょう。
前後にならないように並ぶことで、ピントが合わせやすくなります。
8、友達との成人式の写真
セルフで撮る成人式写真では、思い出に友達とのスナップ写真も撮ってみましょう。
友達と撮るスナップ写真では、ポーズを撮るだけでなく、ふざけ合ってたり走ってみたりした自然な雰囲気を撮るのがおすすめです。
ポーズを撮るときには、肩を組んだり手を繋いでみたり、先ほどご紹介したハタチポーズも良いでしょう。
小物も積極的に使って撮影してみてくださいね。
構図は、基本の日の丸構図や三分割法構図、二分割法構図を中心に活用してみましょう。
とくに一人ひとりの顔をはっきり映し出したいときや成人式の会場などで撮影したいときにぴったりの構図です。
また、手を繋いだり、友達同士で向き合って撮影するときには、放射線構図や対角線構図、視線誘導構図に挑戦してみても!
これらの構図を使って全身がしっかり映るように引いて撮影すると、オシャレな世界観の成人式写真が撮れます。
\ 当サイト限定 割引クーポン配布中! /
まだ見てなかったらみてね!
フォトブックを15年以上作り続けているフォトブックマニアが、
実際の仕上がりを徹底比較した結果はこちら↓
成人式の写真をオシャレに・かわいく撮るコツ3つ
写真を撮るときにいくつかのコツを意識することで、オシャレでかわいい成人式の写真が撮れます。
先ほど紹介したおすすめのポーズや構図と合わせて活用することで、まるでプロカメラマンが撮影したかのようなステキな写真に仕上がりますよ。
オシャレに、可愛く撮るコツを3つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1、ぼかしを使った写真を撮ろう
オシャレに可愛く撮るコツ一つ目は、ぼかしを使った写真を撮ること。
ぼかしを使うことで、被写体を引き立てた立体感のある写真に仕上がります。
さらにボケ感のある写真は、ふんわりとした雰囲気になるのです。
そのため、ぼかしを活用することでグッとオシャレに成人式の写真が撮れるんですよ。
背景をぼかすには「絞り値優先モード」を使います。
できればレンズは、F値の低い単焦点レンズを選ぶと良いです。
F値をF1.8など、開放に近い数値に設定し、被写体にピントを合わせてシャッターを切りましょう。
明るさが足りない場合は、様子をみて露出補正で調整してくださいね。
また、背景だけでなく前ボケを活用した撮り方もおすすめ!
とくに、花や木々のような美しい背景の中で撮影するときに前ボケを使うとワンランク上の写真に仕上がりますよ。
前ボケは、被写体の前にあるボカしたいもの(例えば、花や葉っぱなど)にグッとカメラのレンズを近付けます。
そのままピントを被写体に合わせてシャッターを切れば、簡単に前ボケが作れますよ。
★スマホ(iPhone)の場合
スマホカメラでぼかした写真を撮りたいときには、ポートレートモードを使って撮影しましょう。
前ボケを作る際には、一眼レフやミラーレスカメラと同じように前ボケにしたいものに思いっきり寄って、被写体にピントを合わせて撮影します。
参考:「ボケ」はスマホで撮れる?おしゃれな「ボケ」の種類とスマホの撮影方法!
2、光を意識して写真を撮ろう
オシャレで可愛らしい写真を撮る二つ目のコツは、光を意識して写真を撮ること。
写真の仕上がりは、光の向きや質感、カメラが光を取り込む量によって変わります。
同じシーン、背景、ポーズで撮影しても光の加減によって全く雰囲気が異なる写真が撮れるのです。
とくに透明感のあるふんわりとキラキラした雰囲気の写真は、振袖姿をとっても可愛く写し出してくれます。
そんな透明感のあるふんわりキラキラな写真は、「逆光」で撮ってみましょう。
とくに朝方や夕方は柔らかい光が差し掛かるので、よりふんわりとした写真が撮れますよ。
光の加減では逆光で撮ると被写体が暗くなってしまうこともあるかもしれません。
そんなときには斜め後ろから差し掛かる「半逆光」を活かして撮影してみても!
サイドから差し掛かる温かい光がスポットライトのように被写体を照らし、ドラマティックで印象的な一枚が撮影できますよ。
カメラは絞り値優先モードで、F値はできる限り明るく、ISO感度はシーンに合わせて設定しましょう。
もし、明るさが足りないときには、露出補正をプラスに調整してくださいね。
3、小物を使ってみよう
オシャレで可愛らしい写真を撮るコツ、最後は振袖に合う小物を使って撮影に挑戦してみましょう。
小物を合わせることで撮影する写真のバリエーションが増え、より一層、オシャレで可愛らしい写真が撮れますよ。
おすすめの小物は、
- 「20」のナンバーバルーン
- ドライフラワー
- 和傘
- 小さい頃の写真
- クラッカー
友人との撮影では、クラッカーを使って成人のお祝いをしている雰囲気を演出した撮影もステキですよ。
振袖が映える美しい背景・風景を探そう
成人式の写真をステキに撮るには、振袖が映える場所で撮影することがポイント!
美しい背景や風景の中で撮影することで、振袖の魅力が引き立ちますよ。
ここでは、成人式写真の背景を探すコツについてお伝えいたします。
「花」「木々」「空」と撮ろう
振袖の美しさが映えるように、「花」「木々」「青空」などキレイな風景を探してみましょう。
キレイなロケーションの中で振袖を着て撮影すると、振袖の高級感を引き立ててくれます。
まるで写真集のページを切り取ったようなオシャレな写真がどなたでも手軽に撮影できるのです。
とくに桜や紅葉、雪景色など四季を感じられるような場所で撮影すると、和の雰囲気が引き立ち、統一感のある美しい写真が撮れますよ。
キレイな風景の中で撮影するときには、アップでの撮影よりも景色を活かした引き気味の撮影で全身を中心に撮るのがおすすめ!
構図は景色と振袖のキレイさを表現したいので、程よい距離感を保ちながら基本の三分割法構図や日の丸構図を使ってシンプルに撮影してみましょう。
桜や新緑、紅葉の並木を背景にした撮影では、放射線構図に挑戦してみても。
また、四分割法構図や五分割法構図などを用いてグッと引いて、風景の中にぽつんと立っている写真も魅力的です。
「人が写り込まない場所」を探そう
映える写真を撮るには、キレイな風景に加え、人や不要なものが写り込まない場所、タイミングで撮影することもとても大切です。
背景の色味を統一させたり、違う系統の色合いも2〜3色ほどの色使いを意識したりすることで、背景がシンプルに整います。
そのためには、不要な人やごちゃついたものを写し込まないように撮影し、被写体を引き立てましょう。
被写体を引き立てるサンドイッチ構図やトンネル構図を使ってみると、ワンランク上の写真に仕上がります。
「街撮り」もおすすめ
少し難易度が上がりますが、振袖を着て「街撮り」に挑戦してみても良いでしょう。
あえて人通りの多い大通りで撮影してみたり、少しレトロな街並みの中での撮影に挑戦してみるのもおすすめ!
ここでは人の写り込みなどは気にせず、ごちゃごちゃした雰囲気を楽しむのが正解です。
街撮りをステキに撮るには、美しい光の中で、背景をしっかりとボカして撮影することがポイント。
しっかりとボカして撮影することで、不要なものが写り込んでも背景の街並みに上手く馴染んでくれます。
美しい光と背景をしっかりボカした中で撮影した写真は、まるで映画のワンシーンのようなドラマティックでおしゃれな雰囲気に仕上がります。
一眼レフやミラーレスカメラならではの、とろけるようなボケ感や光の取り込み方を活かして撮影してみましょう。
★スマホ(iPhone)の場合
スマホカメラでの街撮りは、一眼レフほどのキレイなボケ感の演出が難しいのでおすすめできません。
どうしても街撮りに挑戦したい場合は、ポートレートモードを使用して撮影しましょう。
また、レンガやコンクリート、お店のショーウインドなど写真映えするような背景を選んで撮影しましょう。
成人式の写真をスマホで自撮りしたいとき
成人式の写真を手軽にセルフ撮影するなら「スマホ」を使った自撮り撮影がマスト!
ここでは成人の写真をスマホで上手に自撮りするヒントをご紹介します。
三脚またはスマホ用自撮り棒を使おう
成人式の写真を自撮り撮影するには、三脚、あるいはスマホ用自撮り棒を使いましょう。
三脚やスマホ用自撮り棒を使うことで、自撮り撮影でも風景や背景を程よく取り入れた写真が撮れます。
複数人で撮るときにも三脚やスマホ用自撮り棒を使った方が、全員がキレイに写りますよ。
とくに三脚を使うことで、さまざまなアングルや構図からの撮影が可能に!
バリエーション豊富に自撮り撮影がしたい方は、ぜひ三脚を使ってくださいね。
ワイヤレスシャッターリモコンを使おう
ある程度スマホから離れた場所でシャッターを切りたいときには、「ワイヤレスシャッターリモコン」の活用が正解!
タイマー機能を使って撮影するよりも、楽に自撮り撮影ができますよ。
ワイヤレスシャッターリモコンには、イヤホンジャックにケーブルを挿してスマホに直接繋げる有線タイプのものとBluetoothで接続できる無線タイプのものがありますが、持ち運びやすさや使い勝手の良さから、無線タイプの使用がおすすめです。
ただし、スマホとワイヤレスシャッターリモコンが離れすぎてしまうと電波が繋がらないこともあるので、無線タイプを使うときには気をつけてくださいね。
おうちでスタジオ風の成人式写真を撮ろう
ロケーション撮影だけでなく、セルフでスタジオ風の成人式写真を撮るのもおすすめです。
そんなスタジオ風写真はいくつかのポイントを押さえれば、おうちで気軽に撮影できるんですよ!
ここからは、自宅でスタジオ風の成人式写真を撮るポイントについて解説いたします。
カーテンを使う
おうちでスタジオ風の写真を撮りたいときには、白いレースのカーテンを使って撮影しましょう。
白いレースカーテンを背景に撮影することで、自然光を活かしたふんわりとしたオシャレな写真が撮れますよ。
カーテンを使って撮影するときには、しっかりとした光が入りやすい大きな窓の前で撮影しましょう。
自然光がたくさん入った方が仕上がりが良いので、晴れた日のできる限り光が入りやすい時間帯の撮影がおすすめです。
窓の位置や時間帯によって光の入り方や光の強さが異なるので、撮影前に観察しておくと安心です。
ちなみに、カーテンを使って撮影する場合の撮影モードは絞り値優先モードに設定します。
ISO値は400〜3200、F値は一番低くすると良いです。
★スマホカメラ(iPhone)の場合
スマホカメラで撮影する場合も、晴れて光が入りやすい時間帯に撮影すると良いでしょう。
ポートレートモードを使い、露出補正機能を少しプラス側に調整してシャッターを切ります。
露出補正機能は画面をタップし、太陽マークを上下にスライドさせることで調節できます。
参考:「ボケ」はスマホで撮れる?おしゃれな「ボケ」の種類とスマホの撮影方法!
白い壁を使う
スタジオ風の写真を撮りたいときには、シンプルな白い壁を背景にした撮影もおすすめ!
とくに、スマホで撮影するときはもちろん、天気を気にせず撮影できる手軽さがメリットです。
背景がシンプルなので、ドライフラワーなどの小物を使って撮影しても良いでしょう。
アンティークな椅子に腰掛けて撮影しても雰囲気が出ますよ。
さらに、天気は気にしなくて良いことがメリットですが、やはり光を活用した撮影も素敵ですので、窓からの光が入る場所や影ができている場所を探して撮影してみても!
小物を足したり光をうまく活用しながら撮影するとバリエーションが増えて、まるでスタジオ撮影のようなクオリティの高い成人式写真が撮影できます。
ちなみに、白い壁を使って撮影した際のカメラの設定は先ほどお伝えした、カーテンの前で撮影するときの設定値と同じです。
撮影時の光の状況を確認しながら微調整してくださいね。
まとめ
今回は成人式の写真の撮り方について紹介いたしました。
いくつかのポーズやシーン、構図などを組み合わせて撮影することで、幅広いバリエーションの成人式の写真が撮れますよ。
また、背景や光の状態、小物の使い方を意識するだけで、セルフ撮影でもまるでプロカメラマンが撮影したかのようなクオリティの高い写真に仕上がることでしょう。
ぜひこの記事を参考にして、一生に一度の大切な記念になる成人式の写真撮影に挑戦してみてくださいね。