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スマホの3眼カメラ性能はいらない?1カメラのスマホでも広角・望遠ができる!

スマホの買い替えを検討する際に、カメラの性能を重視する方も多いでしょう。
しかし、カメラの性能が高いスマホは、値段が高く購入に踏み切れない方も少なくないかもしれません。

そこで今回はスマホの3眼カメラの機能を、1カメラしかないがiPhoneの中でも低価格で購入できるiPhone SEに、外付けレンズを取り付けて同じように撮影できないか、検証していました。

ぜひ3眼カメラ機能が搭載されたスマホが気になるものの値段が高く、購入を迷っている、という方や3眼カメラのスマホの購入を検討している方は参考にしてみてください。

この記事は、実務経験のあるプロカメラマン・フォトグラファーが監修しています。  

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スマホの3眼カメラの性能は?

まずは、3眼カメラが搭載されたスマホの性能について、おさらいしていきましょう。

3眼カメラのスマホには

  • 広角カメラ
  • 超広角カメラ
  • 望遠カメラ

が搭載されています。

広角」とは、より広い範囲の画角を写し出すこと。
超広角」は、広角よりもさらに広範囲の画角を写し出すことをいいます。
また「望遠」とは、遠くを写し出すことをいいます。

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スマホの3眼カメラを使うメリット、デメリット

次に、3眼カメラの搭載されたスマホを購入するメリットとデメリットについてまとめました。
メリットとデメリットを知って、検討する際の参考にしてくださいね。

3眼カメラスマホのメリット

  • スマホひとつでいろいろな画角の写真が撮影できる

3眼カメラの搭載されたスマホを使用する1番のメリットは、やはりスマホひとつでいろいろな画角の写真を楽しめる、ということでしょう。

異なる3つの画角をスマホひとつで完結させることで、

・外付けレンズを装着する手間
・外付けレンズを持ち運ぶ不便さ

が解決できます。

また、思い立ったらすぐに「広角」「超広角」「望遠」の撮影ができるので大変便利ですね。
望遠カメラで撮影する場合は三脚を立てなくても固定できるので、場所を選ばずどこでも撮影可能です。

  • 「ケラレ」発生の心配が必要ない

スマホカメラに外付けレンズを装着すると、「ケラレ」が発生してしまう可能性があります。

ケラレとは、画角の端にレンズフードやフィルターなどが黒く写り込んでしまうこと。
ケラレが隠れるまでズームして撮影すると解消されますが、
元々3眼カメラの搭載されているスマホを使用すれば、ケラレ発生を心配せずに、撮影を楽しめます。

3眼カメラスマホのデメリット

  •  機種代が高い

3眼カメラが搭載されたスマホのデメリットとして「機種代の高さ」を挙げる人は少なくないでしょう。

スマホとしての機能に加え、たくさんのカメラ機能が搭載されているため、1カメラのスマホに比べると機種代が値上がりしてしまうので、購入に躊躇してしまうこともあるでしょう。

  • 従来(1カメラ)のスマホよりもサイズ感が大きい

スマホにコンパクトな形を求める人にとっては、3眼カメラが搭載されたスマホはサイズ感が大きく、使いにくさを感じることもあるかもしれません。

1カメラのスマホはレンズの数が少ない分、スマホ本体のサイズも小さく、日常的に持ち歩くには大変便利です。

3眼カメラの搭載されたスマホのサイズ感に違和感を感じる場合は、普段はiPhone SEのようなコンパクトなスマホを活用し、写真撮影を楽しみたいときだけ、外付けレンズを持ち歩く、という活用方法もありますね。

「1カメラのスマホ+外付けレンズ」で代用できる?

それでは、スマホの3眼カメラの性能を、1カメラのスマホで代用できないか検証していきます。

今回は、iPhone SE 第二世代に、スマホカメラ専用の外付けレンズを装着しました。
使用したスマホカメラ専用の外付けレンズは、Amazon・楽天ランキング1位だったのスマホ用望遠レンズ(selvim)を使用しています。

先ほどもお伝えしたように、
スマホの3眼カメラは「超広角」、「広角」、「望遠」機能が搭載されているので、
今回はこちらのセットの中から、「広角レンズ」「望遠レンズ」をピックアップしました。

写真上側が望遠レンズ、下側が広角レンズです。

よりレンズの機能が実感できるように、スマホカメラのみでも撮影しています。

スマホカメラのみ

それでは早速、撮影した写真を比べてみましょう。
まずは、スマホカメラのみで撮影した写真です。

被写体にしたカレンダーから、おおよそ2.5mほど離れた場所で撮影しています。
小さな文字は見にくいですが、大きな文字は画像を拡大しなくても見えます。

こちらの写真を元に、広角レンズを装着した写真、望遠レンズを装着した写真を比較してみましょう。

 

スマホカメラ+広角レンズ

次にスマホカメラに外付けの広角レンズを装着して撮影しました。

広角レンズはサイズ感も小さく、それほど持ち運びにかさばることもないでしょう。

被写体との距離感など、レンズの装着以外の撮影条件はスマホカメラのみと変わりません。

スマホカメラのみで撮影した写真と見比べてみると、壁の端の方が見えたり周辺の家電が見えます。
より広範囲で写し出されていることがわかりますか?
画質はスマホカメラのみでの撮影とそこまで変わらずに広角レンズの役割を果たせていますね。

しかし、広角レンズで撮影すると出やすいバース(ゆがみ)が出ています。

周辺にゆがみが出てしまうのは、広角レンズの特性なので、購入を検討する際にはそこまで重視しなくても良いかと思います。
ちなみに、3眼レンズの性能が搭載されたスマホの中には、広角で撮影したときに出るゆがみを補正する機能を備えている機種もあるので、どうしてもゆがみが気になる方は、そちらを検討しても良いかもしれません。

また、スマホの3眼カメラでは、広角に加え、「超広角」という広角レンズよりもより広い画角で撮影できます。

今回使用した外付けレンズは、広角レンズのみですが、外付けレンズの中には「超広角レンズ」もあるので、広角レンズより広い画角で撮影したい方は、そちらを活用してみても良いでしょう。

 

スマホカメラ+望遠レンズ

最後にスマホカメラに望遠レンズを装着して撮影しました。
もちろん、こちらも最初に撮影したスマホカメラのみとレンズの装着以外の撮影条件は変わりません。

同じ距離から撮影すると、画面いっぱいにカレンダーが写し出されます。
画質の悪さは若干気になりますが、しっかりと被写体を大きく映し出しているので、望遠機能としては問題なく使用できますね。

ただ、こちらのレンズ、ある程度長さと重さがあるので、三脚を使ってしっかり固定しなければブレてしまいます。
もちろん、今回も付属された三脚を使って撮影しました。

3眼カメラ機能が搭載されたスマホでしたら、三脚を立てなくても撮影できるので、場所も手間もかからずどなたでも、簡単に撮影が楽しめますね。

ちなみにピントは画面上部「7(月)」の部分に当てています。

ピントはレンズの先端を回しながら合わせなければいけないので、コツを掴むまでは少し難しいかと思います

まとめ

今回は、1カメラのみのiPhone SE(第二世代)を使って、スマホの3眼カメラと同じように扱えないか、検証してみました。

検証の結果は、コツを掴めば「1カメラ+外付けレンズ」でも十分撮影を楽しめるかな、という印象をでした。

何よりも、今回使用した外付けレンズは全てセットで3,299円(税込)で購入できたので、3眼カメラ機能を搭載したスマホを購入するよりも、低価格で撮影が楽しめることが魅力的です。

しかし、外付けレンズは慣れるまで装着に手間がかかってしまったり、持ち運びのときに荷物になってしまうこともあります。
また、外付けレンズの使用時に見られる「ケラレ」が発生してしまう可能性も。

その点、3眼カメラ機能を搭載したスマホは、装着や持ち運びの心配は全く必要ありません。
元々レンズが搭載されているので、ケラレが発生することもありませんね。

どちらもそれぞれにメリット、デメリットがあるのでそれを踏まえた上で検討しましょう。
  • コスパを重視する方は「1カメラのみのスマホ+外付けレンズ」
  • 手間なく使用したい方は「3眼カメラ機能を搭載したスマホ」

と、ご自身が強く求めるものはどちらか考えてみても良いかと思います。

ぜひ、参考にしてみてくださいね。

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