スマホ撮影の写真でマイナンバーカードや運転免許証も申請できます。
マイナンバーカードや運転免許証は公的機関が発行する証明書ですから、本人確認のための顔写真も規格が細かく定められています。
規格外の写真を申請書に添えて提出すると受理されませんので、スマホ撮影の注意点や自分で印刷する方法を紹介します。
目次
マイナンバーカードの顔写真の規格は?
マイナンバーカードの顔写真は、
「最近6ヶ月以内に撮影」
「正面、無帽、無背景」が基本条件であり、
ピンボケ、笑顔、サングラス、顔面・背景の影などはNGです。
これらは街の証明写真機で履歴書写真を撮影するときと同じですが、気を付けなければならないのは写真サイズです。
顔写真の印刷サイズは?
マイナンバーカードに印刷されている顔写真のサイズは
[縦2,75×横2.2cm]ですが、プリント写真の郵送による申請では、オペレーターによるトリミングの都合から
[縦4.5×横3.5cm]の写真を送付しなければなりません。
したがって、パソコンやスマホによるオンライン申請でも、印刷サイズが[縦4.5cmX横3.5cm]の画像データ、または同じ比率でそれ以上の大きさになる画像データをサイトに登録しましょう。
マイナンバーカードの申請サイトには「適切な写真の規格」として顔写真の構図がミリ単位で細かく図解されていますが、これはあくまでも目安に過ぎません。登録した画像データは、縮小・トリミングされます。
顔写真のピクセル数は?
等倍印刷で[縦4.5×横3.5cm]になる画像データのピクセル数は、一般的な解像度300dpiのプリンターを使用する場合、
[縦531×横413pix]です。総画素数では219,303pix(約0.22メガピクセル)になります。
スマホカメラでは、写真サイズをデフォルト設定の12Mや13M(M=メガ)にして撮影している人が多いと思います。スマホの自撮り用のカメラも通常8M~5Mですから、十分に高解像度の写真が撮影できます。したがって、スマホで普通に胸元から上の顔全体を正面撮影すれば、ピクセル数の必要条件を満たした顔写真に仕上がります。
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運転免許証の顔写真の規格は?
運転免許証の顔写真も、自分で撮影・プリントして免許の交付場所(運転免許試験場、運転免許センター、警察署)に提出することができます。
ただし、写真の提出は免許証の交付場所に直接持参することが定められていて、プリントの郵送やオンラインによる写真データのアップロードなどはできません。
顔写真の規格はマイナンバーカードよりもきびしい
顔写真の規格は、サイズが[縦3.0cmX横2.4cm]であることと、白黒写真でも受け付けること以外は、マイナンバーカードの顔写真と基本的に同じです。
しかし、マイナンバーカードの顔写真よりも「不適切な写真例」が細かく規定されていますので要注意です。不適当な写真であった場合、運転免許試験場と警察署では再提出を求められ、運転免許センターではその場で直接撮影(センター内での再撮影)をしなければなりません。
運転免許証写真で特に気をつけるべきポイント
運転免許証の 適切な写真の条件 |
説明と不適切な写真例 |
---|---|
印画紙または写真用紙 | ・ジャギー(ギザギザの輪郭)や網点印刷のドットがある写真は不可。 ・インクジェットの写真用紙か写真店の印画紙写真なら問題ありません。 ※ビットマップ形式の画像はジャギー対策としてJPEG形式などに変換してください。 |
上三分身 | ・上三分身(じょうさんぶんしん)は証明写真に写す体の範囲を指す言葉です。 ・胸の上部(おおむね脇の高さよりも上)から頭部全体を含みます。 ・頭が切れたり胸まで写っていない写真は不可です。 |
単色・無背景 | ・写真の背景は柄や光の変化がない単色の壁かボード、布、紙が最適です。 ・撮影場所の景観や壁紙の模様、本人の影などが写っている写真は不可。 ※単色でも着衣の色と区別のつかない色や非常に濃い色は避けてください。 |
顔の輪郭と目鼻立ち | ・顔の輪郭と目・鼻・口がはっきりと写っていることが必要条件です。 ・光源の位置によって顔の一部が暗く不鮮明になった写真は不可。 ・着衣の襟・フードや髪の毛で顔の輪郭や目・鼻・口が隠れている写真も不可。 ・メガネも目が隠れる掛け方、極太のフレーム、光っているレンズは不可。 |
正面・正視 | ・正面向きでレンズをまっすぐに正視している写真がベストです。 ・首を傾けたり斜に構えたりするポートレートのような写真は不可。 ・正面を向いていても横を見ている写真や目をつぶった写真も不可。 |
スマホでうまく自撮りする方法
マイナンバーカード・運転免許証の顔写真の条件をクリアできるように注意して撮影しましょう。
スマホ撮影に使用する機材
制約条件が多い写真をスマホで集中して思い通りに撮影するため、次の機材がおすすめです。
スマホスタンドまたは三脚つき自撮り棒
スマホを片手で持って自撮りすると被写体距離が近過ぎて顔の輪郭が変化しますから、被写体距離は80cm以上あるほうがいいようです。
また、片手ではフレームの位置が安定せず、手ブレも気になります。
そのため、スマホを適当な場所に固定できるスマホスタンドまたは三脚つき自撮り棒があると便利です。
ダイソー・100円均一などの簡易なもので問題ありません。
シャッターはスマホのセルフタイマーを使用することもできますが、Bluetoothのリモコンシャッターなら撮りたいときに何度でもシャッターを切れるので便利です。
Bluetoothのリモコンシャッターも、ダイソーで300円で手に入ります。
撮影場所のセッティング
撮影場所は、光の状態が安定していて光量を調節しやすい室内が良いです。
光源の種類は白色のLED照明が最適です。電球色のLEDは黄色に染まり、蛍光灯は緑色の写真になります。
背景は、部屋の壁クロスが無地の白色や薄い単色なら、壁を背景にすることができます。
都合のいい壁がない場合は、しわのないシーツや大判ポスターの裏面などを壁に貼って撮影しましょう。
ただし、照明が十分に明るい場所を選んでください。
スマホカメラで撮影する
撮影の時は椅子に腰かけ、スマホが顔と同じ高さになるように三脚付きの自撮り棒にセットして、適当な距離に配置します。
スマホのモニターで自分の顔に陰影がないことや顔の輪郭と目鼻立ちがはっきり映っていることを確認してから、自撮り用カメラのレンズをまっすぐに見て表情を整え、リモコンのシャッターボタンを押します。
証明写真専用のカメラアプリで撮影する
証明写真専用のカメラアプリを使用すると、マイナンバーカードや運転免許証の顔写真を規定のサイズで撮影できます。
マイナンバーカードを郵送で申請するときと運転免許証の交付を受けるときのプリント写真用として便利です。
「かんたん・キレイな証明写真 ~ 履歴書カメラ ~」
「かんたん・キレイな証明写真 ~ 履歴書カメラ ~」のアプリは、証明写真用画像が撮影・補正できる無料アプリです。
履歴書用の証明写真はもちろんのこと、マイナンバーカードや運転免許書用のサイズにも対応しています。
顎のライン・頭のライン等、自撮り用に解りやすいガイド線が表示されるので撮影しやすいです。
また、あらかじめ撮影した写真を読み込むこともできます。
クマ消し機能や、肌の明るさの調整など、自然な補正機能で印象の良い写真を作成できます。
作成した画像は、スマホに保存され、写真プリントサイトやコンビニなどで印刷できます。
アプリダウンロードはこちら
スマホで自撮りした顔写真をプリントする
アプリで作成したマイナンバーカードまたは運転免許証の顔写真は、以下の方法でプリントしてください。
マイナンバーカードと運転免許証のサイト説明では、ドット(網状の点)がある写真は不可としています。このドットはレーザープリンターの網点のことです。
したがって、印画紙出力の銀塩プリントやインクジェットプリンター、昇華プリンターによる写真用紙への印刷ならその心配がありません。
※コンビニでプリントする場合、セブンイレブンは明るくなりすぎる傾向があるので注意しましょう。
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