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スマホ用魚眼レンズやアプリを比較!ダイソー・セリア・キャンドゥ・アプリ

スマホカメラの性能が向上したことにより、いくつものスマホカメラ用の魚眼レンズが販売されるようになりました。
歪みのある独特な雰囲気の写真が撮れるスマホ用魚眼レンズが気になる、という方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、スマホ用魚眼レンズを比較してみました。

実際に購入を検討している方はもちろん、スマホ用魚眼レンズってどんなレンズなの?と気になる方はぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事は、実務経験のあるプロカメラマン・フォトグラファーが監修しています。  

スマホ用魚眼レンズとは?

スマホ用魚眼レンズとは、スマホレンズに装着できる外付けの魚眼レンズのこと。まずは、魚眼レンズの特徴を見てみましょう。

魚眼レンズってどんなレンズ?

そもそも魚眼レンズというのは、焦点距離が短く、およそ180度という広い範囲が撮影できる広角レンズのひとつです。

被写体の周りが歪んで写るため、通常のレンズよりもインパクトのある写真が撮れる、とても面白いレンズなんですよ。

スマホでも魚眼レンズの面白さが体験できる!

ここ数年でスマホカメラの性能がぐんっと向上しているため、スマホカメラ用の魚眼レンズがたくさん発売されています。
スマホ用の魚眼レンズとは、スマホのカメラレンズに固定するだけで使える外付けレンズのことです。基本的にはレンズに付属されたクリップをスマホのカメラレンズに固定したら、クリップにレンズを装着することで使用できます。
一眼レフ用の魚眼レンズに比べて低価格で、サイズ感も小さいので持ち運びにも便利です。

ちなみに、スマホ用魚眼レンズの中にも以下2種類のレンズがあります。

  • 全周魚眼レンズ
  • 対角線魚眼レンズ

全周魚眼レンズ

全周魚眼レンズとは撮影した写真の周りに円形が写し出されるタイプのレンズです。
外付けレンズを使うときに「ケラレ」という言葉を聞いたことはありませんか?
全周魚眼レンズは、穴を覗いたように円の周りに黒いケラレがはいります。

対角線魚眼レンズ

全周魚眼レンズは、正しく装着しても四隅にケラレが写ってしまうレンズのことをいいます。
また、対角線魚眼レンズとは四隅にケラレが写らず、画面いっぱいに撮影したい景色が広がるタイプのレンズです。

どちらのスマホ用魚眼レンズも良さがあり、どちらが良いのか?というのは好みなので、もし購入を検討している方はそれぞれのレンズの作例を見比べてから購入すると良いでしょう。

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スマホ用魚眼レンズにおすすめの被写体

スマホ用魚眼レンズを使うときには、

  • 左右対称に写し出す「シンメトリー構図
  • 一点から複数の線が放射状に伸びた「放射線構図

と相性が良いです。

建物(外観・内観)や高層ビルのような人工的なもの、植物などもおすすめの被写体です。

主題となる被写体は中央付近に配置し、大きく撮影することで魚眼レンズの良さを引き立てることができます。

このとき、余計な余白は作らないように撮影しましょう。

広範囲が写る魚眼レンズは不要な余白があると全体的にこじんまりと写ってしまうため、バランスが悪くなってしまいます。

 

スマホ用魚眼レンズを比較

スマホ用魚眼レンズは、いろいろなメーカーで購入することができます。
今回はスマホ用魚眼レンズを試してみたい方でも使いやすい「ダイソー」で購入したスマホ用魚眼レンズと、Amazon・楽天ランキング1位のスマホ用レンズセット内に含まれている魚眼レンズを比較してみました。

今回は、地面の境界線がわかるとより魚眼レンズの歪みが感じられるのでは?と思ったので花壇にある黄色い花と、室内では人形を被写体にして撮影してみました。

スマホ用魚眼レンズ装着なし

まずは比較のために、スマホ用魚眼レンズを装着せず、ノーマルカメラで撮影してみました。
iPhone13のスタンダードレンズ(通常モード)で撮影しています。

スマホ+魚眼レンズ(ダイソー)

最後にダイソーで購入できる「スマートフォンレンズセット」という商品に含まれている魚眼レンズを装着します。
こちらも先ほど紹介したスマホ用魚眼レンズと同じ「円周魚眼レンズ」です。

ピントは真ん中にある黄色い花に合わせていますが、全体的に画質が悪いため、モヤッとした印象に仕上がっていますね。
歪みはある程度出ているのかな、という印象を受けましたが、中心にある黄色い花以外はボケてしまっているので、何が写し出されているかわかりません。

また、画角内に写し出された範囲も180度よりも狭いように感じます。
ただ、室内で撮影した写真を見てみると人形の顔が歪んでいますね。

ダイソーで購入したスマホ用魚眼レンズは、グッと被写体に寄れるときに性能を発揮するように感じました。

スマホ+魚眼レンズ(Amazonで購入したSelvim)

次に比較対象となる、Amazon・楽天ランキング1位にあったのスマホ用レンズセット(selvim)に含まれている魚眼レンズを装着してみました。
ピントを合わせた黄色い花を中心に、周辺に歪みが出ていることがわかりますね。

ピント合わせや、魚眼レンズならではの歪みに関しては問題ありませんが、こちらの魚眼レンズは「円周魚眼レンズ」なのでケラレがあります。

100円均一のものと比較すると、きれいに撮影できました。

 

スマホアプリでも魚眼レンズ風に撮れる?

ここまで、スマホカメラの外付け魚眼レンズについて紹介してきましたが、実は、スマホアプリを使って魚眼レンズ風の写真が楽しめます。

ここまで外付けレンズを比較したので、スマホアプリも比較してみましょう。
今回は「ワイド魚眼レンズカメラ」というアプリを使ってみました。

こちらもケラレが見られる「円周魚眼レンズ」タイプのようです。
同じ立ち位置で撮影していますが、スマホ用レンズと比べると被写体に思いっきり近づいて撮影しているように感じますね。

魚眼レンズの醍醐味である歪みは、屋外での写真を見ている限り中心が曲がったように見えるだけでとても180度という広い範囲が撮れているようには感じません。
人形に関しては、多少歪みが感じられたので人物や動物の撮影で、思いっきり寄って撮影したら魚眼レンズらしい歪みが楽しめるかもしれません。

ちなみに、被写体を人にして撮影してみたところ、思いっきり近くに寄ったら顔に歪みが出て、魚眼レンズならではの不思議な写真が撮れました。

また、こちらのアプリではアプリ内でフィルターがかけられます。
撮影するときにはスマホを横ではなく、縦にして構えなければ上手く撮影できないので、使用する際は気をつけてくださいね。

一眼レフ+魚眼レンズとの違い

「スマホ用魚眼レンズ」と「一眼レフ用魚眼レンズ」を比べてしまうと、やはり画質の良さや歪みは一眼レフに劣ってしまいます。

しかし一眼レフ用魚眼レンズは画質が良い分、値段も高価なため、日常使いをするには使い勝手の悪い魚眼レンズを手軽に購入することは難しいでしょう。

その点、スマホ用魚眼レンズは低価格なものはダイソーでも購入できるため、少し試してみたい方やあまりカメラレンズにお金をかけられない方も、気兼ねなく魚眼レンズを使った撮影が楽しめます。

また、クリップを合わせても手のひらサイズなので持ち運びも手軽です。
装着も一眼レフに比べると簡単なので、使い勝手の良さもスマホ用魚眼レンズの魅力の一つと言えるでしょう。

「一眼レフ+魚眼レンズ」の画質が気になる方は、カメラレンタルサービスで試してみるのもおすすめです。

まとめ

今回はスマホ用魚眼レンズの検証をしてみました。
実際に比較した結果、画質の良さや歪みなど質の良さは、Amazon・楽天ランキング1位のスマホ用レンズセット内に含まれている魚眼レンズかと思いました。

しかし、初めてスマホ用魚眼レンズを使用する方、まずは試してみたい、という方はダイソーで購入できるスマートフォンレンズセットに含まれている魚眼レンズを使用してみても良いかと思います。

スマホ用魚眼レンズを使うことで、撮影する写真の表現の幅が広がり、フォトジェニックな写真が撮れます。
一眼レフ用魚眼レンズよりも手軽に取り入れられるかと思うので、気になる方はぜひ使ってみてはいかがでしょうか?