子どもの運動会のときに一眼レフではなく「スマホのカメラ」を使って写真が撮りたい、という方も多いことでしょう。
しかし、スマホのズーム機能を使っての撮影は画質が悪かったり、距離が届かなかったりとスマホのカメラのみできれいに撮影することは少し難しいですよね。
そんな運動会での撮影は「スマホ用望遠レンズ」を使っての撮影がおすすめです。
そこで今回は、運動会の撮影におすすめのスマホ用望遠レンズについてご紹介します。
おすすめのレンズはもちろん、スマホ用望遠レンズの選び方についても解説しています。
スマホ用望遠レンズの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事は、実務経験のあるプロカメラマン・フォトグラファーが監修しています。
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スマホ用望遠レンズの選び方
まずはスマホ用望遠レンズの選び方について解説します。
一口に望遠レンズといってもいろんなタイプのレンズが販売されているので、シーンに合わせたレンズを選ぶことがポイントになります。
運動会がどこで行われるか、などによっても選ぶレンズが変わるかと思いますので、ぜひ参考にしてくださいね。
倍率は?
運動会で使用する望遠レンズは「3〜20倍」の倍率のレンズがおすすめです。
望遠レンズは倍率が高いほど遠くの被写体を大きく撮影してくれます。
運動会では子どもが近づいたり遠くにいったり、種目によってさまざまな場所に移動しますよね。
あまりにも高倍率のレンズをつけてしまうと、近くに来たときに上手く撮影できない場合もあります。
そのため、運動会では低倍率とも言われる「3〜20倍」程度の望遠レンズを選びましょう。
ただし、
- 運動会が体育館で開催されるのか、また運動場なのか
- 保護者席と競技をする子どもとの距離感はどれくらい離れているのか
などといった当日の状況によっておすすめの倍率は変わります。
あまりにも広い会場や、保護者席と子どもとの距離感が遠すぎる場合は20倍以上の望遠レンズを使用した方が良いでしょう。
可変はできる?
「可変」とは、望遠レンズの倍率を調節することをいいます。
現在販売されているスマホ用の望遠レンズは、倍率調整ができないものが多いです。
種目によって、極端に子どもが競技する場所が変わってしまい、それに合わせて保護者が移動できない場合は「可変ができるもの」というものを条件に選ぶと良いでしょう。
ケラレがないか?
「ケラレ」とは写真の端の方にレンズの影が写り込んでしまうこと。
ケラレは、スマホに元々備えられているレンズと外付けレンズの口径が合わないことが原因になります。
ケラレが発生した場合、スマホのカメラをケラレが消えるまでズームすることで対処できますが、スマホのカメラのズームは「デジタルズーム」が採用されているため画質が少し悪くなってしまいます。
スマホの望遠レンズを使いたい方は、きれいな画質で運動会の写真を残したい、という方がほとんどでしょう。
わざわざ望遠レンズをつけたのにケラレの対処で画質を悪くしてしまっては本末転倒ですよね。
そのため、購入時からお手持ちのスマホのレンズの口径を測り、スマホのレンズよりも口径が大きい望遠レンズを選びましょう。
固定しやすいか?
スマホ用望遠レンズは主に
- クリップ式
- マウント式
といった二つの固定方法があります。
運動会で使用するような低倍率の望遠レンズは「クリップ式」の方が多いです。
固定方法によって使用感が変わるだけでなく、レンズの落下防止にも繋がるので、重視して選びましょう。
クリップ式のレンズ
クリップ式は、スマホに挟むことで固定するタイプです。
スマホにケースをつけたまま(使用するスマホケースによる)使用可能で、コンパクトで嵩張らないため持ち運びしやすいです。
マウント式のレンズ
マウント式のレンズは、スマホケースを外して部品を取り付けることで安定感がでます。
高倍率の望遠レンズを使いたい場合は、クリップ式では倒れてしまう可能性もあるのでマウント式のレンズが安心です。
ただし、取り付けに手間がかかるため、途中でレンズを付けたり外したりしたい、というシーンには向いていません。
また、スマホ用の望遠レンズは長さと重さがあり、どうしてもブレやすいです。
そのため、スマホ専用の三脚があるとより安定して撮影ができますよ。
自分のスマホに対応しているか?
スマホの外付け望遠レンズの購入で一番重視してもらいたいのが「ご自身の使用するスマホに対応しているかどうか?」です。
とくに「デュアルレンズ」の場合、稀に対応していない外付けレンズもあります。
購入前に、ご自身のスマホに対応しているか、しっかり確認してから購入に進みましょう。
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運動会におすすめ!スマホ用望遠レンズ5選
さて、ここからは実際に運動会におすすめのスマホ用望遠レンズをご紹介します。
1.Kenko スマホ用交換レンズ リアルプロクリップレンズ テレ8× 望遠8倍 単眼鏡兼用モデル 8倍 20口径 ダブルレンズスマホ対応クリップ KRP-8t
8倍率と今回紹介する望遠レンズの中では低倍率のレンズのため、あまり広い運動場での撮影には向いていませんが、体育館のような、比較的子どもと近い距離で撮影できる場合におすすめです。
レンズには光学ガラスが採用されているため、内部の乱反射を抑えて屋外でも画質の良さをキープします。
2.Bostionye スマトフォン用カメラレンズ HD22X 望遠鏡
ズームはできませんが、22倍率の望遠レンズのため、ある程度広めの会場でも安心して使えます。
こちらのレンズも光学レンズが採用されているため、眩しさと光の反射を減らしながらも画質の良い写真が撮影できます。
また、こちらのレンズはBluetoothのリモコンがセットになっているため、手ブレを心配することなくシャッターが切れます。
撮影だけでなく、子どもの姿をしっかり目に焼き付けておきたい!という方にもピッタリですよ。
3.7 in1 スマホ用カメラレンズ HD22倍望遠レンズ付き スマホレンズ7点セット Selvim
こちらも22倍率の望遠レンズなので、ある程度広めの会場でもしっかりとズームして撮影できます。
ケラレが出ないように撮影するために装着にコツが必要だったり、AFロックでピントをしっかり合わせてから撮影した方が良かったりと、使いこなすために練習が必要になるかもしれませんが、iPhoneはもちろん、Androidやタブレットなどいろいろな機種に対応しているところも嬉しいポイントです。
こちらの商品は、望遠レンズのほかに、広角レンズ、マイクロレンズ、魚眼レンズ、ミニ三脚がセットになっています。
運動会をきっかけに、いろいろなレンズを試してみたい方におすすめです。
4.[EnergyPower] iPhone/スマホ用ズームレンズ 18倍-30倍 望遠レンズ 4K対応 レンズ
18〜30倍の中で倍率が調整できるため、競技に合わせて場所の移動ができない場合におすすめです。
4K撮影に対応した高解像度のレンズの採用とマルチコーティングが施されているため、光の反射によるゴーストやフレアも出にくく、クリアな撮影が楽しめます。
5.GOSKY 単眼鏡 望遠鏡 12 × 50高倍率 広角 12倍
こちらの望遠レンズは「単眼望遠鏡タイプ」といって、ここまで紹介してきた望遠レンズとは一味違ったいわゆる、「マウント式」のレンズです。
倍率は12倍と、使いやすい倍率なだけでなく、レンズの口径50mmもあるので、レンズがより多くの光を取り込んでくれます。
そのため、体育館のような少し暗めな場所での撮影もクリアに映ります。
底面には三脚取り付け用のねじ穴があるので、別で三脚を用意して撮影しても良いでしょう。
まとめ
今回は、運動会におすすめのスマホ用望遠レンズについてご紹介しました。
スマホのカメラのみで撮影するとどうしても、カメラの特性上どうしても画質が悪くなってしまい表情がわかりにくく映ってしまいます。
しかし、スマホ用望遠レンズを着用することで、遠くで競技している子どもたちの表情もきれいに撮影することができるのです。
また、スマホ用の望遠レンズは一眼レフの望遠レンズよりも携帯性に優れており、低価格で購入できるので、普段あまり写真を撮らない方でも購入しやすいでしょう。
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