ココアルのフォトブックサービスは終了しました。
(公式サイトも閉鎖されており、現在は注文できません)
フォトブック数十社を実際に印刷して調査したおすすめランキングはこちら
ジャストシステムのフォトブックサービス「ココアル」はすでに終了しており、現在は注文できません。公式サイトも閉鎖されていました(現在、同じドメインは別事業者のサイトになっています)。
この記事は、サービス終了前(2018年3月時点)にココアル「フォトブック ワイド」を実際に購入し、届いた実物の画質・製本を実測したレビュー記録です。6色印刷の画質スキャンや表紙の厚みの実測値など、一次データはそのまま残しています。
ココアルの代わりに選べる現役のフォトブック
ココアルの特徴は「厚いハードカバー × PUR製本 × 6色印刷の高画質」でした。当サイトが実際に作成して実測した現役サービスの中で、条件が近いのは次の3社です(価格は2026年8月時点・送料込・税込)。
- フォトレボ ハードカバー:ココアルと同じPUR製本の無線綴じ+ハードカバー。本文はDreamLabo 5000の7色インクジェット印刷で、A4縦長4,485円~・A4横長(パノラマ)5,485円~。
- パーフェクトフォト:同じくPUR製本で、ココアルと同じ6色印刷(液体トナー)。ハードカバーA4サイズ4,800円・送料無料(10%OFF時4,320円~)。
- 富士フイルム フォトブック ハードカバー:銀塩プリントの高画質で、見開きが180度フラットに開く合紙綴じ。A4縦長5,042円~。
ココアルのフォトブックを作りました。【実測記録】
ココアルは、ワープロソフト「一太郎」や日本語変換システム「ATOK」で有名なジャストシステムの直営フォトブックサイトでした。当時作ったフォトブックは、上製本タイプの「フォトブック ワイド」です。
- ココアルのおすすめポイントと注意点(サービス終了前・当時の評価)
購入したココアル「フォトブック ワイド」の仕様・価格(購入当時)
| サイズ | A4変形ワイド(縦21cm x 横28cm) |
| ページ | 32ページ |
| 装丁 | 上製本タイプ(ハードカバー・背表紙付き)/無線綴じ(PUR製本) |
| 印刷 | 6色印刷 |
| 価格 | 通常 5,122円(税込)→ キャンペーン特価 3,178円(税込) |
ココアルのフォトブックは、「フォトブック ワイド」と「フォトブック スクエア」(A4変形スクエア、上製本タイプ)の2サイズだけでした。シンプルな品揃えでしたが、購入した「フォトブック ワイド」32ページは一番高額な商品でした。

ココアル フォトブック ワイド 表紙の写真画質(拡大)
ココアルは6色印刷。

ココアル フォトブック ワイド 本文の写真印刷の画質(拡大)

ココアル フォトブック ワイド 本文のCMYK印刷色見本と文字テストプリント
ココアルのフォトブックは、一般のオンデマンド印刷がCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、キープレートのブラック)の4色印刷であるのに対し、インクを2色加えた6色印刷の印刷機で印刷されていました。この2色(通常ライトシアンLcとライトマゼンタLm)の効果で、諧調性が向上して大変滑らかなグラデーションを実現していました。(→フォトブックの印刷方式の違いについてはこちら)
ココアルの画質
- ココアル 本文(中ページ)の画質
- ビスタプリント 本文ページの画質
- マイブック 本文ページの画質
ココアルは6色印刷なので網点(ドットパターン)が見えず高画質でしたが、実際に届いた実物を他社と見比べると、少し暗めな仕上がりなのが残念なところでした。実測の印象では、暗めの画像はあらかじめ明るめに補正してから入稿した方が良い結果になるタイプの印刷でした。
ココアルは表紙がとても厚い。
ココアルのフォトブックの表紙は、一般の上製本タイプのフォトブックと比べて厚みがありました。(厚さ測定器で計測した表紙の厚み:約3.5mm)それによって、最大ページ数がわずか32ページという薄い本文でありながら、上製本タイプらしい重厚感を生み出していました。
また、本文ページには硬めで腰のある用紙が使われていました。PUR製本によるすっきりとした無線綴じであることも手伝って、大変きっちりとした上質感のある装丁に仕上がっていました。
PUR製本とは?

PUR製本のフォトブックを比較
新開発の製本糊(PUR)を使用したPUR製本と呼ばれる新しいタイプの無線綴じです。PURは従来のホットメルト糊で本文の背を固める無線綴じよりも接着力が強いため、上の写真のように薄い膜状の接着層でもページをしっかりと固定することができます。また、固まっても柔軟性が高いため、ページを開きやすいというメリットもあります。
ココアルの編集ソフトは
ダウンロード版(Winのみ)とWeb版を選択できました。
ココアルのフォトブックは、Windows版の無料ダウンロードソフト(Macは使用不可)か、
ホームページ上で動作するWeb版ソフト(Mac対応)で編集する仕組みでした。
どちらも写真を自動レイアウトできる簡単・速攻タイプの編集ソフトでした。レイアウトと同時に多数の登録写真の中から写真選択も自動で行い、大きくレイアウトしたい「お気に入り」写真を5枚まで指定することができました。
※ Mac版のダウンロードソフトとスマホ用のアプリはありませんでした。
Windowsユーザー限定の無料ダウンロードソフト「ココアルクイック」

ココアル ココアルクイック 編集画面
無料ダウンロードソフトの名前は、「ココアルクイック」。ネーム通りの簡単編集ソフトで、当時のサイト説明では「最短3分で写真を自動セレクト、おまかせレイアウト」と得意技を謳っていました。
ただし、すべてお任せという訳ではなく、豊富なテンプレートが揃っていて、目的に合わせた作品作りができました。特に子供の成長記録にふさわしいデザインが充実していました。白紙の状態から自由編集できるテンプレートも含まれていましたが、簡単編集がコンセプトのソフトのため、編集機能は簡易的なものに限られていました。
2018年3月時点の収録テンプレートは、「おまかせアルバム」27点、「1年アルバム」4点、「自分で作るアルバム」28点、「イベントアルバム」16点、「プレゼントアルバム」2点、合計5種類・77テーマと大変豊富でした。文字入力は、パソコンにインストールされた日本語対応フォントがすべて使え、新規テキストボックスを表紙・本文の好きな位置に配置でき、縦書きも選択できるなど自由度の高いものでした。背景素材(背景色64色、紙模様32点、織物柄60点、イラスト11点)やスタンプ22種類、手書きのペン機能もあり、1ページに配置できる写真枚数は無制限でした。
MacユーザーはWeb版編集ソフト「ココアル」で。

ココアル Web版ココアル 編集画面
Web版ソフトの名前は、「ココアル」。ダウンロード版の「ココアルクイック」と機能的にはほぼ同じでしたが、テンプレート、フォント、デザイン素材の種類や数が異なりました。
テンプレートは背景とフレームの異なる12テーマで、いずれもシンプルなデザイン。文字入力はソフトに収録された28書体に限られましたが、テキストボックスの自由配置や縦書きなど、文字レイアウトの自由度は「ココアルクイック」とほぼ同じでした。写真の配置数には見開き(2ページ)18枚までの制限がありました。
ココアルについてよくある質問
Q. ココアルのフォトブックは今でも注文できますか?
A. できません。ジャストシステムのフォトブックサービス「ココアル」はすでに終了しており、2026年8月時点では公式サイト自体が閉鎖され、ドメインも別事業者のサイトに変わっています。
Q. ココアルと同じような高画質印刷のフォトブックはありますか?
A. ココアルと同じ「PUR製本×6色印刷」に最も近いのはパーフェクトフォトです。画質重視なら、7色インクジェット印刷のフォトレボも実測で高評価でした。印刷方式ごとの画質の違いは印刷方式の比較記事で実物スキャンを掲載しています。
Q. ココアルのように見開きいっぱいにワイドに写真を印刷したいときは?
A. 見開きを活かすなら、無線綴じよりも180度フラットに開く合紙綴じのフォトブックが有利です。銀塩プリントの富士フイルム フォトブック ハードカバーなどが該当します。詳しくはフルフラットに開くフォトブックの比較記事をご覧ください。








