このページでは、DreamLabo 5000 7色印刷の「超高画質」フォトブックを販売しているサイトをまとめました。
DreamLabo 5000 はこれまでにない超高画質な写真印刷を可能にしました。手間と熟練の技術を必要とする高級なオフセット印刷でも表現できなかった深みのある色を、この印刷機は標準装備のシステムで再現します。
キヤノンのインクジェットプリンターのプリントヘッドは、口径約1ミクロン(1,000分の1ミリ)のノズルが20×16ミリの小さなチップに6,000個以上も配置されています。ノズルからは、最小1ピコリットル(1兆分の1リットル)という極小のインク滴が高速で噴射され、用紙の正確な位置に着弾します。業務用とオフィス・家庭用とを問わずキヤノンのプリンターに採用されている、業界随一の超ハイテクプリントヘッド技術です。
DreamLabo 5000 は、この高密度プリントヘッド技術と、純正の7色染料インク、専用写真用紙を使用することにより、画像の暗部やハイライト部でも優れた色再現性となめらかな諧調表現を実現し、透明感、重厚感、立体感のある写真印刷が可能です。また、アルバム保存(印刷面が空気に触れない状態での暗所保存)約300年、耐光性約40年という驚異的な耐久性も実現しています。
DreamLabo 5000のフォトブックが選べる業者は、以下4社があります。
作成品 |
||||
---|---|---|---|---|
サイト名 | マイブック | フォトレボ |
PhotoJewelS |
しまうまプリント |
参考画質 | ||||
7色印刷の 商品 |
FLAT のみ | 全アイテム(本文) | 全アイテム | プレミアムハードのみ |
7色印刷の 特徴 |
合紙綴じ対応 |
全品本文7色印刷 PUR製本 納期が早い |
全品7色印刷 合紙綴じ対応 用紙が豊富 完全ツヤ無し可能 |
メール便対応 |
用紙 | 光沢紙(グロッシー) | 半光沢紙(サテン) 光沢紙(グロッシー) |
半光沢紙(サテン) 光沢紙(グロッシー) ラスター紙 ファインアート紙 |
半光沢紙(サテン) |
ハード A4スクエア 価格比較 (税込) |
合紙綴じ 20P 5,830円 |
PUR無線綴じ |
無線綴じ |
|
ケース | ケース付き | ケース付き | 無し | 無し |
公式 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
印刷機は同じでも、実際に印刷してみると4社のフォトブックには違いがあります。どんな違いがあるのか見ていきましょう。
目次
7色印刷DreamLabo 5000フォトブック4社を比較!
7色印刷のフォトブック4社を同じ画像で作成し、画質を比較しました。
4社とも大変きれいなグラデーションで、色むらはまったく見当たりません。
DreamLabo 5000 のフォトブックで一番の注目点は、写真の表現力に極めて優れた高画質です。インクはすべて染料インクで、CMYK 4色にプラスして、中間色としてシアン系、マゼンタ系、グレーを加えているところが特徴的です。
他社には真似のできない超高精度なプリントヘッド技術をベースにして、大変になめらかな諧調性(グラデーションの表現能力)とグレーインクによる安定した色再現性を実現しています。
4色印刷のように、網点(ドットパターン)が見えることもありません。
4社の「発色・色調」はそれそれ違いがあります
- マイブック「FLAT」は元画像に近い色再現性で、4社の中では一番赤みが強く健康的な顔色に仕上がりました。
- フォトレボは透明感のある色調です。他社と比べると少し顔色が白っぽく、若干青みが強めな仕上がりです。
- フォトジュエルSとしまうまプリントしまうまプリント はマイブックとフォトレボの中間で、バランス良い落ち着いた色調です。
※しまうまプリントの画像左側が暗めになっているのは、スキャニング時にページが平らに開ききれなかったために、影が写ってしまっています。しまうまプリントのプレミアム7色印刷は通常の無線綴じのため、ページが開きにくいのが残念なところです。
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7色印刷フォトブックの用紙の違い
インクジェットプリンターは、一般にメーカーの純正用紙を使用したときに写真画質がもっとも美しくなるよう設計されています。DreamLabo 5000 もその点は同様ですから、ここで紹介する各社も、このプリンターで印刷するフォトブックの本文にキヤノン純正の専用写真用紙を使用しています。
DreamLabo 5000のフォトブックで使われている主なキヤノンの純正紙には、
- 厚みがあって高価な光沢紙(グロッシー)と
- 比較的に薄く価格も抑えめな半光沢紙(サテン)
があります。
半光沢紙(サテン) | 光沢紙(グロッシー) |
どちらも大変美しい仕上がりでしたが、光沢紙の方が多少、暗部が引き締まって見えます。
ただし、光沢紙(グロッシー)は「指紋がつきやすい」という難点があります。
7色印刷フォトブック各社で対応している用紙
7色印刷のフォトブック | 用紙 |
マイブック FLAT のみ |
光沢紙(グロッシー) |
フォトレボ |
半光沢紙(サテン) 光沢紙(グロッシー) |
半光沢紙(サテン) | |
PhotoJewelS |
半光沢紙(サテン) 光沢紙(グロッシー) ラスター紙 ファインアート紙 |
- 用紙が豊富に選べるのはPhotoJewelSです。
- フォトレボは、基本半光沢紙(サテン)で、一部の商品のみ光沢紙(グロッシー)に対応しています。
- マイブックの7色印刷は本文に光沢紙(グロッシー)しか使用していません。
- しまうまプリントしまうまプリントの7色印刷は半光沢紙(サテン)しか使用していません。
7色印刷高画質フォトブックの綴じ方を比較
7色印刷のフォトブック | 綴じ方 | 特徴 |
マイブック 「FLAT」のみ |
合紙綴じ |
おすすめ |
フォトレボ 全アイテム |
無線綴じ(PUR製本) |
通常の無線綴じより開きやすい |
PhotoJewelS 全アイテム |
合紙綴じ |
180度フルフラットに開ける ページが厚い |
フラット製本(合紙綴じではない) |
180度フルフラットに開ける 中央に切れ目が入る 合紙綴じとの違い |
|
無線綴じ |
通常の無線綴じ | |
無線綴じ |
通常の無線綴じ |
7色印刷のフォトブックを製本で選ぶなら、マイブック(FLAT)の「合紙綴じ」がおすすめです。
合紙綴じでは珍しい、花布付きで丁寧な製本です。
ページが板のように厚く丈夫で、180度フラットに開くことができます。
7色印刷で通常の無線綴じフォトブックは、ページが開きにくいので注意
通常の無線綴じフォトブックは、ページ中央部が開きにくいですが、
7色印刷(DreamLabo5000)だと、用紙が厚めのため曲がりにくく、より開きにくいです。
影になってしまう中央部に写真のメインがこないよう、レイアウトに注意する必要があります。
ただし、フォトレボが採用しているのは、無線綴じの中でもPUR製本と呼ばれる新しいタイプの無線綴じです。
見開きを大きく開くことができ、ページが脱落しにくいスグレモノです。(→PUR製本について詳しくはこちら)
7色印刷高画質フォトブックの編集ソフトを比較
7色印刷のフォトブック | 配置できる写真点数 | 色補正・画質調整 |
マイブック FLAT |
PCのDLソフト:無制限(自由編集が可能) PCのWEBソフト:テンプレートにより変動 スマホ:テンプレートにより変動 |
明度 コントラスト 彩度など 自由に調整可能 |
フォトレボ 全アイテム |
PCのDLソフト:無制限(自由編集が可能) PCのWEBソフト:無制限(自由編集が可能) スマホ:テンプレートにより変動 |
明度 コントラスト 彩度など 自由に調整可能 |
PhotoJewelS 全アイテム |
PC:1冊900枚まで(自由編集が可能) |
自動補正または コントラスト 明るさ など 自由に調整可能 |
しまうまプリントしまうまプリント プレミアムハード |
PC:1ページ4枚まで スマホ:1ページ4枚まで |
自動補正 |
しまうまプリントはパソコンからもテンプレートにはめ込む編集方法なので、自由配置はできません。
7色印刷DreamLabo 5000フォトブックのスマホ対応は?
現在、このページでご紹介している7色印刷DreamLabo 5000のフォトブック印刷業者は、すべてスマホからの注文に対応しています。
ただし、スマホからは注文できる製本タイプやサイズ・ページ数が限定されている場合もあります。
7色印刷のフォトブック | スマホから注文できるフォトブック |
マイブック FLAT |
260S(スクエア)サイズ 210S(スクエア)サイズ |
フォトレボ 全アイテム |
ソフトカバー・ハードカバー 全てのサイズが注文可能 |
全てのサイズが注文可能 | |
PhotoJewelS 全アイテム |
無線綴じの「スタンダード」 |
しまうまプリントとPhotoJewelSは、iOS版・Android版の専用アプリをインストールして編集します。
マイブック・フォトレボは、アプリのダウンロード不要で、ウェブ上で注文を完結できます。
7色印刷のフォトブックその1「マイブック(FLAT)」
マイブックの従来のフォトブックは、すべて液体トナーによる4色印刷でしたが、合紙綴じ・上製本タイプの「FLAT」の新商品で初めて DreamLabo 5000 による 7色印刷が採用されました。
従来の 4色印刷も十分に高画質な仕上がりでしたが、この 7色インクジェットの「FLAT」でさらに美しい高画質写真印刷を実現しています。
合紙綴じでDreamLabo5000のフォトブックが注文できる貴重なサイトです。
マイブックの 7色印刷(光沢紙)と従来の 4色印刷を比較
左側が 7色印刷インクジェットによる「FLAT」の本文ページ、右側が 液体トナー4色印刷(デジタルオフセット)による「ART」の本文ページです。4色印刷は網点(ドットパターン)が見えますが、粉体トナー4色印刷に比べれば十分美しい仕上がりです。
「FLAT」の写真は大変きれいなグラデーションで美しい仕上がりです。他社の画質と比べて少し赤みが強めに見えますが、それにより人物の肌が健康的に表現されるので人物メインのフォトブックにおすすめです。なお、マイブックの7色印刷の用紙は「光沢紙」しかありませんので、ツヤツヤの光沢感になります。
7色印刷のフォトブックその2「フォトレボ」
フォトレボは全商品の本文がDreamLabo 5000 7色印刷の、超高画質フォトブックです。
ただし、「ハードカバー」「ソフトカバー」の「表紙」は、一部が4色印刷 なので、よく見ると網点(ドットパターン)が見えます。
「プレミアム」は「プレシャス300」「アニバーサリー」が写真印刷のない表紙ですが、「バロン」など他の3アイテムは写真表紙です。「プレミアム」の写真表紙と本文ページはすべて DreamLabo 5000 の7色印刷です。
光沢紙グロッシーの画質
写真は「プレシャス300」の光沢紙(グロッシー)の本文ページです。諧調表現(グラデーション)がたいへん優れていて、自然な肌の質感を生み出しています。他社と比較した時の発色は、少し白っぽい・青みががっている印象です。
半光沢紙サテンの画質
写真は半光沢紙(サテン)の本文ページです。光沢が抑えられているので、落ち着いた品の良い写真に仕上がっています。
グラデーションのなめらかさ、美しさはどちらも大変に優れています。
7色印刷のフォトブックその3「フォトジュエル S」
「フォトジュエルS」は全商品が7色印刷DreamLabo 5000の超高画質フォトブックです。
同社の業務用フォトプリンター キヤノン DreamLabo 5000 の7色印刷によって、誰でも最高画質の写真集が自動レイアウトでさっと簡単・短時間で作れます。
パソコンからは、用紙や綴じ方の選択肢が豊富で良いのですが、スマホからは一部の商品しか注文できない(合紙綴じも不可)なのが残念なところです。
ハードカバーとソフトカバーがあり、綴じ方は通常の無線綴じである「スタンダード」と、合紙綴じの「レイフラット」、中央をテープでとめた「フルフラット」の3種類の商品があります。
光沢紙(グロッシー)の印刷画質
ツヤツヤの表面で、鏡面のように反射しています。
発色に優れ、黒色は引き締まっています。
滑らかなグラデーションが美しい写真に仕上がりました。
半光沢紙(サテン)の印刷画質
諧調性は光沢紙と同等の美しさで、光沢が抑えられ落ち着いた高級感のある写真画質になりました。
目視での発色は、半光沢紙(サテン)より光沢紙(グロッシー)のほうが、わずかに暗部の黒色の深みがあるように感じられます。
※PhotoJewel S のフォトブックを2023年に再度同じ写真で作成したところ、初回(2019年)よりも発色の美しさが向上していました。制作ソフトもバージョンアップされています。スキャン画像は新しい2023年のものです。
その他「ラスター紙」「ファインアート紙」もあり、商品により選べる用紙が変わります。
※PhotoJewelSはサービス終了しました
7色印刷のフォトブックその3「しまうまプリント」
「しまうまプリント」は「プレミアム・プレミアムハード」の商品のみ7色印刷DreamLabo 5000の高画質フォトブックです。
しまうまプリントの激安商品「ライト」より、DreamLabo50007色印刷の「プレミアム」の方が用紙が厚いです。しかし、ハードカバーもソフトカバーも通常の無線綴じのため、ページに開きづらさを感じるのが残念なところです。
半光沢紙(サテン)の画質
非常になめらかなグラデーションや発色の鮮やかさ、色の深みといった点で申し分のない仕上がりです。
なお、しまうまプリントの7色印刷は半光沢紙(サテン)のみです。
なお、液体トナー4色印刷(デジタルオフセット)でも発色にこだわるフォトブックは綺麗です
DreamLabo 5000の7色印刷フォトブックはとても美しい仕上がりですが、値段が高いという難点があります。
一般的に、4色印刷フォトブックの方が、DreamLabo 5000の7色印刷フォトブックよりも値段が安いです。
しかし、「4色印刷」という表記でも、「粉体トナー」タイプと「液体トナー」タイプのフォトブックがあり、
一般的に「液体トナー」タイプのフォトブックの方が高画質です。
一般的に高画質順に並べると
- DreamLabo 5000 7色印刷のフォトブック または 銀塩プリントのフォトブック
- 液体トナー6色印刷 または 液体トナー4色印刷のフォトブック
- 粉体トナー4色印刷のフォトブック
になります。
※ただし、同じ印刷方式でも、発色・色調はフォトブック業者により違うため、印象も変わります。
まとめ
DreamLabo 5000 は革新的なインクジェットプリンターの高級機です。光と陰影の状態に細心の注意を払って撮影した写真や、一瞬のシャッターチャンスをクリアに捉えた写真で、撮影者が見たままの情景を再現してくれます。プロカメラマンでなくても、風景写真、野鳥写真など表現力にこだわるアマチュア写真家には特におすすめです。
DreamLabo 5000のフォトブック各社を比較すると、
価格が安いのは?
「A4スクエア」のハードカバーで比較した場合、一番安いのはPhotoJewelS
用紙(紙質)は?
- 落ち着いた印象の半光沢紙(サテン)がよければPhotoJewelSの半光沢紙orラスター紙、フォトレボ、しまうまプリントしまうまプリント
- ツヤツヤ輝くツヤの光沢紙(グロッシー)がよければPhotoJewelSの光沢紙、マイブックFLAT、フォトレボプレシャス300
- 完全にツヤなしがよければPhotoJewelSのファインアート紙
綴じ方・製本が高品質なのは?
製本は以下の順におすすめです。
- マイブック合紙綴じ(商品名:FLAT)
- PhotoJewelS合紙綴じ(商品名:ハードカバーレイフラット)
- PhotoJewelSフラット製本(商品名:ハードカバーフルフラット)
- フォトレボPUR無線綴じ(商品名:ハードカバー)
- PhotoJewelS無線綴じ(商品名:ハードカバースタンダード)
- しまうまプリント無線綴じ(商品名:プレミアムハード)
総合的には?
価格、品質、サービス、総合的に、現在のところ「7色印刷」のフォトブック で一番おすすめなのはPhotoJewelSです。