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マイブックの合紙綴じ・7色印刷のフルフラットブックを新発売!
マイブックのハードカバー上製本タイプはこれまで無線綴じと糸綴じだけでしたが、合紙綴じのフルフラットブック「FLAT」が新発売になりました。(→綴じ方の違い)
今回購入したのは 210mmスクエアのフルフラットブック FLAT210S です。
マイブック FLAT 210S の注文仕様 | |
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サイズ | 外寸:216mm x 216mm 内寸:210mm x 210mm 背幅:8~18㎜(ページ数により変動) |
ページ | 10P・20P・30P・40P (20Pで注文しました) ※スマホからは20Pのみ |
装丁 | 表紙:ハードカバー・光沢ラミネート加工 綴じ方:合紙綴じ 用紙:キヤノン純正 光沢紙(グロッシー)または半光沢紙 |
印刷 | キヤノン DreamLabo 5000 (7色インクジェット印刷) |
付属品 | 半透明ブックケース |
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マイブック FLAT(フルフラットブック)の価格
マイブック FLAT には3種類のサイズあり、価格は以下の通りです。
サイズ | 210S (正方形) 外寸: 216mm x 216mm 内寸: 210mm x 210mm |
260S (正方形) 外寸: 266mm x 266mm 内寸: 260mm x 260mm |
263T (縦長) 外寸: 263mm x 186mm 内寸: 257mm x 180mm |
価格 | 10P 5,980円〜 | 10P 9,980円〜 | 10P 5,980円〜 |
※価格はすべて税込表示です。
FLAT は、マイブックで初めてのキヤノン DreamLabo 5000 による超高画質フォトブックです。
この業務用7色インクジェットプリンターは、数あるオンデマンド印刷機の中でも写真画質の美しさで群を抜くハイエンド機種です。
そのため、FLAT の価格はこれまでのどのマイブック製品よりも高額です。同じ上製本タイプで従来の主力アイテムである ART-HC(無線綴じ) と比べてみると、FLAT の価格はすべてのサイズ、ページ数で ART-HC よりも高く設定されています。
マイブック FLAT(フルフラットブック)は 7色印刷の超高画質
これまでのマイブックのフォトブックは液体トナーによる4色印刷でしたが、FLAT はキヤノンの超高画質なインクジェットプリンター DreamLabo 5000 による7色印刷です。
上の写真のように大変なめらかなグラデーションが特徴的であり、拡大してもきめの細かい印刷面になっています。4色印刷は、拡大すると網点がはっきりと見て取れます。これは印刷機の解像度の違いによるものではなく、網点印刷に特有の現象です。
DreamLabo 5000 は、キヤノンならではの高精度なノズル製造技術と微小なインク滴を均一かつ正確に用紙に着弾させるインクジェット技術、さらに7色染料インクと純正写真用紙との組み合わせにより、カラーバランスに優れた非常になめらかな諧調性を達成しています。
それにより、DreamLabo 5000 の写真印刷では、高級なオフセット印刷でも困難な深みのある色と極めて自然なグラデーションが表現され、インクジェットならではの透明感と銀塩写真に劣らない立体感や重厚感のある写真を実現します。
マイブックは元々、色再現性を重視しており、4色印刷(液体トナー印刷(デジタルオフセット))のフォトブックでも美しい発色でした。
今回の7色印刷(インクジェット)を他社7色印刷のフォトブックと比較しても、マイブックは元画像に近い安定した色再現性です。
子供のスナップ写真や、結婚式、七五三、成人式の記念写真でも、旅行やアウトドアでの風景写真でも、これまでにない印象的な写真や表現力に圧倒される写真がたくさん印刷できるでしょう。
マイブック FLAT(7色インクジェット)を銀塩プリントと比較
上の顔写真を見比べれば、FLAT の写真は血色のいい自然な肌色になっていることが分かります。
フジフォトアルバムの銀塩プリントは、富士フイルム・ミニラボ機のハイエンド機種であるフロンティア LP5700R で出力しています。フジカラーの専用印画紙を使用していますから、印画紙出力のフォトブックとしてはハイレベルの画質です。
しかし、銀塩写真は表現できる色域が限られています。一方、DreamLabo 5000 は色再現性に極めて優れているため、細部の色も、暗部のグラデーションもきれいに表現されます。従って、FLAT の写真はディスプレーで見たときと変わらない美しさで印刷することができるのです。
マイブック「FLAT」の本文の用紙・ツヤ・光沢感は?
マイブックFLAT の本文用紙は、キヤノン純正の印刷紙での光沢紙(グロッシー)または半光沢紙が選択できます。
どちらもDreamLabo5000 専用の用紙です。表面加工はされていませんが、画像保存性(退色しにくい性質)・耐久性に、非常に優れているため、表面加工の必要はありません。
光沢紙はツヤツヤの鏡面で豪華な印象、半光沢紙は控えめな艶感で上品な印象に仕上がりました。
マイブック FLAT(合紙綴じ)を ART-HC(無線綴じ)と比較
印刷方式の違いによる画質と耐久性の差
FLAT と ART-HC の最大の違いは印刷方式です。FLAT がインクジェットプリンターの DreamLabo 5000 による7色インクジェット印刷。ART-HC は印刷機の機種が不明ですが液体トナーのレーザープリンターによる4色印刷(デジタルオフセット)です。
ART-HC の液体トナー4色印刷(デジタルオフセット)は、オンデマンド印刷でもっとも普及している粉体トナーのレーザープリンターによる4色印刷と比べればはるかにきれいですが、FLAT の7色インクジェット印刷と比較すれば見劣りします。
DreamLabo 5000 は印刷の耐久性でも極めて優秀です。暗所保存300年という驚異的な印刷の耐久性能をもっています。マイブックの他のフォトブックでは本文ページにもラミネート加工やニス加工を施しますが、FLAT だけがページの表面加工をしていないのはそれを必要としないためです。
合紙綴じ・無線綴じのページ厚とページ数の差
合紙綴じは、見開き2ページ分の本文用紙を二つ折りにして裏側同士を貼り合わせていく綴じ方です。しかも、キヤノン純正の光沢紙は厚手の用紙ですから、FLAT のページは板紙のような厚みと硬さがあります。
そのため、今回注文した FLAT は20ページで表紙の背幅が約12mmあり、上製本らしい厚みがあります。また、FLAT は最小ページ数の10ページで背幅が8mmですが、わずか10ページでも最低限の上製本らしい外観を保つことができます。
一方、ART-HC の最小10ページの背幅は7mmです。10ページの FLAT と大差ない背幅ですが、本文が薄いため、記念写真の二つ折り台紙のような外観になってしまいます。
また、ART-HC の最大ページ数は100ページですが、ページの厚い FLAT は最大40ページまでに制限されています。ただし、40ページのときの表紙の背幅は18mmもあり、フォトブックとしては十分な厚さです。
MyBook FLATは、製本の中身の背の上下両端に、高級な上製本にある花布(はなぎれ)という飾りが付いていて、表紙と本文の接合部分が見えない構造になっています。MyBook ARTは40ページ以上に花布がついています。
今のところ、FLAT対応のデザインテンプレートは半分ほど
マイブックの優れている点のひとつとして、質の良いデザインテンプレートの豊富なラインナップを挙げることができます。
マイブックの主力アイテムである ART-HC には、使えるデザインテンプレートが豊富に用意されています。しかし、今のところFLATで使えるテンプレートは比較的限られています。