写真の画質を一変させる、おしゃれな写真加工(エフェクト)が簡単にできるフォトブックをご紹介します。それぞれ実際に写真を加工(エフェクト適用)して印刷し、スキャニングして、仕上がりを比較しました。
目次
フォトブックの写真加工(エフェクト)とは?
写真加工の「エフェクト (effect)」 とは、写真の色調や明度再度を変え、そのほか効果を加えることです。
カラー写真をモノクロ・セピア調にしてデザインのアクセントとして使うと、おしゃれなフォトブックを作ることができます。
モノクロはモノクロームの略語で、単色(1種類の色)のことです。モノクロ写真には、グレー単色の明暗で画像を表現する白黒写真と、セピア単色の明暗で描くセピア調の写真があります。
セピア調とは、本来、モノクロ印画紙の銀塩写真が経年劣化して黄ばんだり褐色に変化した色調のことです。20世紀の前半にはセピア(暗褐色)のインクで新聞・雑誌の挿絵や写真を印刷することが流行したため、現在でも懐古趣味的なモノクロ写真の基調色として使われています。
まだ見てなかったらみてね!
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写真加工(エフェクト)ができるフォトブック3社を比較!
富士フイルム (かんたん作成ソフト) |
マイブック | Photo JewelS |
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---|---|---|---|---|
スマホ ソフトの 写真加工 |
★=おすすめのおしゃれ加工 |
なし |
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パソコン ソフトの 写真加工 |
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公式 | 公式 | 公式 | 公式 |
各社それぞれの写真加工は、同じ「セピア」や「モノクロ」でも仕上がりがかなり変わります。
富士フイルムのフォトブック「かんたん作成ソフト」でできる
写真加工(エフェクト)
富士フイルムのかんたん作成ソフトは、スマホからもパソコンからも同じソフトでフォトブックを編集することができます。写真加工(エフェクト)のラインナップも一緒です。
アプリやソフトのインストールも必要なく、手軽に試してみることができます。
富士フイルムのフォトブック 写真加工(エフェクト)のやり方
配置した画像をクリックまたはタップすると「色補正」のメニューが表示されます。
21種類もの多彩なエフェクトと、明るさを10段階で指定することができます。
若干動作が重いですが、スマホからもアプリ不要でここまで多彩な写真加工ができるフォトブック編集ツールはあまりなく、優れものの編集ツールです。
富士フイルムの編集ソフトで写真加工(エフェクト)をして印刷した仕上がり
全21種類のエフェクトと、加工なしを比較しました。
上掲の画像は、実際に加工して印刷したものをスキャニングしています。
「メモリー」のエフェクトを適用させると、レトロでおしゃれな雰囲気になります。
写真の周囲が黒くなり、被写体にフォーカスされた印象になり、通常のカラー写真の中で異彩を放つ写真として目立たせることができます。
仕上がりは元画像のグラデーションもきれいに表現されていて、他の画像加工の結果写真と比較しても味のある魅力的な写真に仕上がっています。
白黒写真の画像加工も4種類もあります。一番使いやすいのはナチュラルな「モノクローム1」でしょう。「インパクト」はコントラスト(明暗対照)をやや強めにして立体感を出しているようです。
また、「クレヨン」という絵画風のエフェクトができるのも富士フイルムの特徴です。使い方が難しいかもしれませんが、表紙デザインやポイントのデザインとして使うのに良いでしょう。
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マイブックのフォトブック編集ソフトでできる写真加工(エフェクト)
マイブックは、パソコン用ダウンロード編集ソフトにて写真の加工(エフェクト)ができます。
スマホから写真加工はできません。
マイブックのフォトブック 写真加工(エフェクト)のやり方
配置した画像をダブルクリックすると「画像加工」メニューが開きます。また、右クリックメニューの「色調調整」でも各種加工が可能です。
マイブックの編集ソフトで写真加工(エフェクト)をして印刷した仕上がり
マイブックは3種類のセピア調の画像加工が3種類から選べます。
「イエローセピア」、「レッドセピア」はCMYK4色の中でイエローやレッドの発色を強くしたものです。
「ハードセピア」はコントラスト(明暗対照)が強めです。明るい部分が白飛びし、暗い部分が潰れた写真になりやすいので要注意です。
フルカラーの印刷では色再現性が高くグラデーションがきれいに表現されているマイブックですが、セピアの画像加工では白飛びした明るい部分と対照的な陰影部分の対比が強調されてしまいますので、写真本来の魅力が失われがちです。デザインとして、あえてコントラストの強いセピア調にしたい場合は良いでしょう。
白黒写真の画像加工にも5種類の選択肢があります。
「モノクロ1」はカラー画像の彩度を下げただけの標準的な画像加工で、被写体の輪郭や陰影に変化がありません。「モノクロ2」はその明るさを抑えているので全体として暗く、暗部の輪郭は不鮮明になりますが、ハイライト部分が際立つことで立体感が出ます。
「モノクロ(明)」は逆に明度を上げているので、ハイライト部分の白飛びに要注意です。
「白」と「黒」というのは用途がよく分かりませんが、画像を背景として配置するときにでも使うのでしょうか。
「美白1」、「美白2」は肌色をきれいに印刷することができます。手軽に美白適応させたいときにぴったりです。
「鮮明」は、エッジ(輪郭)をシャープにしてくっきりとした画像になります。少しぼやけた写真や拡大し過ぎた写真に使ってみましょう。
フォトジュエルSのフォトブック編集ソフトでできる写真加工(エフェクト)
フォトジュエルSは、パソコン用編集ソフト(ダウンロードソフト)から、写真加工(エフェクト)ができます。
スマホアプリからは、基本的に「自動補正」のみですが、テンプレートによって、写真に自動ですかし(透明度)がかかるテンプレートもあります。
フォトジュエルSのフォトブック 写真加工(エフェクト)のやり方
配置した画像をクリックすると右側に「写真編集」メニューが開きます。「効果」の項目から写真加工が可能です。
フォトジュエルSの編集ソフトで写真加工(エフェクト)をして印刷した仕上がり
フォトジュエルSの用紙は4種類ありますが、今回の検証で印刷したフォトブックは「ハードカバー レイフラット ファインアート紙」(DreamLabo5000の7色印刷)です。
フォトジュエルSはセピア・モノクロの2種類の画像加工が選べ、その適用度が1%〜100%まで指定できます。
「セピア」はCMYK4色の中でイエローやレッドの発色を強くし、コントラスト(明暗対照)が強くなります。セピアを100%まで適用させると、明るい部分が白飛びしました。セピアっぽさは弱くなりますがセピア50%くらいで適用させるのが良いと思います。
「モノクロ」はカラーがグレースケールになり、明度・コントラストはほぼ変わりません。
また、写真の色調の加工とは別に「ビネット」という写真の周りをぼかす機能もあります。
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