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新築やリノベーション住宅の竣工写真のフォトブックを自作する
新築とは、文字通り、新しい建物を更地に建築することです。リノベーションとは、古くなった建物に大規模な工事を行い、デザイン・居住性・安全性などを改善させたり、新しい価値を付け加えたりすることです。新築時の状態に戻すリフォームとは異なり、建物の外観も内部の様子も一変することになります。
そのような新しく建てた建物の姿を記録しておくために撮影する写真が「竣工写真」です。
竣工写真のアルバムを、フォトブックで自作してみましょう。
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建築会社・工務店・建築設計事務所から施主へのプレゼントにも
竣工写真を使ったフォトブックは、施工業者から建築主のお客様に対するサービスアイテム(プレゼント)や、プロモーショングッズ、お客様に購入してもらうオプションとしても利用できます。
フォトブックサイトを利用すれば、自社のオリジナル施工写真集を、印刷会社やデザイン事務所に発注するよりも経費が安く低価格・短納期で印刷することもできます。
また、編集が自由なフォトブックを使えば、アルバム内に自社の広告ページや紹介ページを入れることもできます。
おすすめのフォトブックはフォトブック24社比較ランキングの記事をご参考ください。
竣工写真のフォトブックのレイアウト例
隣の家や電柱は消そう
隣家の建物や電柱などはできるだけ写し込まないように撮影するのが竣工写真の基本です。
ビルの竣工写真でも、物件と無関係な周辺の建物は原則としてすべて消去します。
電柱が映り込んでいれば、
「(1)トリミングやデザイン・装飾などで隠す」か、
「(2)消す」ことができればベストです。
トリミングやデザイン・装飾などで「隠す」場合は、編集が自由なフォトブックソフトで可能です。
電柱を「消す」には、画像加工ソフトや画像加工アプリが必要です。
パソコンなら、有料のPhotoshopがベストですが、
オンラインで無料で使えるcleanup.picturesというツールもあります。
スマホなら、無料のTouchRetouchというアプリで、
簡単な写真の不要な写り込みなら消すことができます。
綺麗に切り抜けそうな写真が撮れれば、家を切り抜いて背景色や背景模様を入れるのも良いです
写真を一瞬で簡単に切り抜くことができる無料オンラインツールもあります。
写真を生かすメリハリのあるレイアウトを
合紙綴じのフォトブックでは、写真1点を見開き前面に配置した迫力あるレイアウトが可能であり、最大の魅力です。
しかし、全面写真のページを多用すると大変大味な作品になってしまい、写真の質にもよりますが、内容が空虚に感じられる場合もあります。
そうならないように、レイアウトテンプレートを使い分け、強調すべき写真とそれに添える写真との差を明確に意識し、変化のあるレイアウトとページ展開にしましょう。
広いページに広めの余白を取ってレイアウトすると、写真の存在感が増し、印象深く感じる場合もあります。
ページレイアウトの工夫を織りまぜることによって、全編が見飽きることのない見ごたえのある写真集になります。
竣工写真のフォトブックのおすすめサイズ
A4横長ワイドタイプ
庭が広く横長に撮影できる戸建て外観の竣工写真には、A4横長ワイドタイプのフォトブックがおすすめです。
周りに住宅の少ない場所に建てた住宅の場合なら、広い空や遠くの山並みを背景とし、離れたところから望遠レンズで撮影した全景写真を使ってみましょう。
外構も施工済みで、敷地に手入れされた美しい植栽があれば、それも大切なデザイン要素として写しこみます。
手前に玄関へとつづく奥行きのあるアプローチや前庭があれば、よりいっそう安定感のある住宅写真になります。
周囲に建物がない広々としたオープンスペースに建設した住宅なら、豊かな自然や田園風景と融合した風景写真になります。
リビングダイニングキッチンも、全体を撮影しようとすると横長のサイズになりますので、横長サイズのフォトブックがレイアウトしやすいです。
合紙綴じタイプのフォトブックで作れば、見開きがフラットに繋がって切れ目のない、迫力満点の写真集になります。
A3スクエアタイプ / A4スクエアタイプ
都市の住宅街は住戸の近接している街区が多く、竣工写真として外観の正面全景写真を撮影しようとしてもワイドな構図で撮影できない場合が少なくありません。
前面道路の幅が狭いために撮影距離が十分に取れない場合や、公道に面した敷地部分が狭く、住戸が3階建てで縦長の構図になる場合もあります。
室内はやはり横長写真が多くなると思いますが、吹き抜けを下から見上げた構図&上から見下ろした構図などは横長ではレイアウトしにくい場合もあります。
構図にさまざまな制約を受ける住宅の写真の場合は、正方形のスクエアタイプも検討しましょう。
竣工写真のフォトブックの構成例
- (1)住宅紹介の写真のみの構成
- (2)住宅紹介の写真に建築工事の写真をプラスする
(1)住宅紹介の写真のみの構成
住宅の外観から順に、玄関、各部屋、浴室、トイレなどを順番に紹介する基本のスタイルです。
台割表を使って構成を考えてみましょう。(→台割表とは?)
キャプションで壁・床の構造・設備の紹介、部屋の紹介など文字で加えると、よい記録になり、建物の特徴が理解しやすくなります。
(→文字が自由にレイアウトできるフォトブックの比較)
各部屋に家具・インテリアや家電製品をすべて入れた後の写真の方が、実際の住まいの様子が分かり、臨場感とあたたかみのある写真集になります。
家具・調度品などを置く前と置いた現在の写真を並べたレイアウトも面白いです。
(2)住宅紹介に建築工事の写真をプラスする
完成した住宅の紹介だけでなく、工事の過程も写真で紹介すると、新築やリノベーションの記録として優れた作品になります。
1冊の竣工写真集で前半を「メインの住宅紹介写真」、後半を「工事過程の記録」に充てるとよいでしょう。
また、「時系列」で計画・発注から竣工・入居までドキュメンタリータッチのフォトストーリーとして構成する方法もあります。
フォトブック用の竣工写真を自分で撮影する
住宅の竣工写真は、建設業者が施工実績の写真として撮影する場合があり、プロカメラマンを手配してくれます。
自分でプロカメラマンを手配することもできます。
ただし、プロカメラマンの料金は出張撮影料込みで3万円〜程度になります。
そこで、フォトブック制作のためにたくさんの写真を用意したいときは、自分で撮影することも検討してみましょう。
デジタル一眼カメラやコンパクトデジカメで撮影する
建築写真の撮影に最適なカメラは、レンズ交換式のデジタル一眼カメラ(ミラーレス一眼)です。望遠レンズで遠景を撮るときや道路の反対側から広角レンズで撮るときなどにレンズの性能が発揮され、肉眼で見たときと変わらない風景や建物の全景が撮影できます。
フィルム式の一眼レフカメラでも同様ですが、デジタル一眼のほうが何度でも撮り直しができるので便利ですし経済的です。
また、コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)もフォトブック用の写真なら十分満足のいく写真が撮れますが、デジタル一眼よりもレンズの性能が劣るので、建物の全景写真などで歪みが気になるかもしれません。コンデジ用の外付けレンズが各種販売されていますので、全景写真には外付け広角レンズがおすすめです。
7千円程度で一眼レフがレンタルできるサービスもあります。
カメラレンタルサービスを比較した記事はこちら
また、1万円程度からプロに出張撮影してもらえるサービスもあります。
出張撮影サービスを比較した記事はこちら
スマホカメラでも撮影できる
スマホカメラも性能がずいぶん向上し、コンデジと変わらない性能を備えています。しかも、背面に複数のカメラ(デュアルカメラ、トリプルカメラ)を搭載した機種が主流となり、コンデジとは違う進化を遂げています。
iPhoneパノラマモードで部屋全体を繋げて撮影してみるのも面白いです。
スマホで使える外付けレンズの種類も豊富です。三脚にセットして外付け広角レンズを使用すれば、デジタル一眼に引けを取らない全景写真が撮れます。
竣工写真の撮り方のポイントはこちら
まとめ
- 竣工写真(新築・リノベーションの建築写真)のフォトブックには、横長サイズのフォトブックがおすすめ(場合によりスクエアも検討)
- メリハリと大胆さのあるレイアウトで見応えのある写真集に
- 間取りの図面や工事過程、地鎮祭などの写真も入れると良い記録になります
- プロ撮影の写真の方が美しいフォトブックが作れるが、自分で撮影してみるのもアリ
- 建築会社・工務店・建築設計事務所から施主へのプレゼントにも使える(印刷会社やデザイン事務所に発注するよりも経費が安く済むかも)