しまうまプリントが提供するフォトブックシリーズの中で「プレミアムハード」は最高品質のハードカバーフォトブックです。
日常のスナップ写真向けの「ライト」や「スタンダード」とは一線を画し、大切な記念の写真を美しく残したい。そんな方にぴったりです。
今回は実際に「プレミアムハード」を注文し、画質・製本・コスパの面から詳しくレビューしてみました。
これまで多数のフォトブックを試してきたフォトブックマニアが、メリット・注意点両方をあげて本音で解説します。
↓しまうまプリントの全商品を比較したい方はこちら
→ しまうまプリントのフォトブック全種の口コミ・比較
| 商品名 | 評価 ※0〜5.0 | 実際の画質 ※800dpiでスキャン | 実際の製本 ※俯瞰撮影 | 当サイト 限定クーポン | 価格 | ハードカバー A4スクエア相当 20P 送料込価格 | 印刷方式 | カバー(表紙) 製本 | 綴じ方 | 紙質 光沢感 | サイズ | ページ数 | 送料 | 七五三に使える 装飾素材 または テンプレート | スマホ オンライン編集 | スマホ アプリインストール編集 | パソコン オンライン編集 | パソコン ダウンロードソフト編集 | 写真掲載数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 株式会社しまうまプリント しまうまプリント プレミアムハード | ★3.9 | ![]() | ![]() | – | 1,628円~ | 該当なし | DreamLabo5000 7色印刷 (インクジェット) | ハードカバー | 無線綴じ | 表紙:無光沢 本文:半光沢 DreamLabo専用紙 | A5スクエア/ A5縦長/ A4縦長相当 | 24P〜144P | メール便:130円 宅配便:690円 | 表紙のみあり | 非対応 | 画像枠:固定レイアウトから選択 対応画像形式:JPEG / PNG | 画像枠:固定レイアウトから選択 対応画像形式:JPEG / PNG | 非対応 | 1ページ4枚まで 1冊最大572枚 |
※当サイトで独自に調査した結果を記載しています。最終更新日:2025年12月17日
しまうまプリントのプレミアムハードは、DreamLabo 5000 7色印刷(インクジェット)による高画質が魅力のフォトブックです。
粉体トナー4色印刷のライトやスタンダードと比べると圧倒的に高品質です。キヤノン純正の半光沢紙を使用しているため、大切な記念写真やポートレート撮影の写真に最適な画質です。
編集ソフトはスマホアプリからPCまで対応しており、写真の自動補正機能も搭載。最大144ページまで作成でき、大容量のアルバムとしても活用できるのが便利です。
しまうまプリントのプレミアムハードを実際に作ったレビュー・評価

今回はメール便(130円)で注文しました。厚手の封筒に入って届きました。
メール便は厚さ制限があるため緩衝材の裏張りはない普通の封筒でしたが、フォトブック本体はポリ袋に包まれていました。大切な記念アルバムを作る場合は、より安全なゆうパック宅配便(690円)をおすすめします

画質【写真の精細さ】
- しまうまプリント プレミアム(DreamLabo5000 7色印刷)の画質
- しまうまプリント プレミアムハードの画質 (DreamLabo5000 7色印刷)(800dpiでスキャニング)
しまうまプリントのプレミアムハードは、キヤノンDreamLabo 5000によるDreamLabo 5000 7色印刷(インクジェット)です。キヤノン純正の半光沢紙「サテン」が使われています。
印刷機について公式サイトには、以下のように記述があります。
「プレミアムハード」の出力はインクジェットプリンター 7色 CMYK+PC(フォトシアン)/PM(フォトマゼンタ)/Gray(グレー)による印刷出力になります。
この仕様は、キヤノンの商業印刷機「DreamLabo 5000」のみが該当します。DreamLabo 5000は、CMYK(基本4色)にフォトシアン・フォトマゼンタ・グレーを加えたDreamLabo 5000 7色印刷(インクジェット)を採用しており、公式サイトの仕様と完全に一致しています。
実際に作成したフォトブックを見ても、色ムラのない大変なめらかなグラデーションが実現されており、DreamLabo 5000特有の高品質な仕上がりであることが確認できました。特に肌の陰影表現が美しく、赤ちゃんや人物写真のポートレートに最適です。
粉体トナー4色印刷の「ライト」と比較すると画質の差は歴然で、網点(ドットパターン)が見えず滑らかな仕上がりになっています。これはDreamLabo 5000 7色印刷(インクジェット)の特徴で、液体インクが用紙に染み込むことで実現される品質です。
大切な記念写真を美しく残したいなら、迷わずプレミアムハードを選びましょう。
画質【発色の美しさ】
DreamLabo 5000 7色印刷(インクジェット)により、微妙な色の階調まで美しく再現されています。
特に注目すべきは、白いドレスやブーケの繊細な質感まで立体的に表現されている点です。キヤノン純正の専用紙「サテン」は、インクの染み込みが均一で、発色が鮮やかです。
また、暗部の髪の毛の描写も美しく、黒が深く沈み込むため、写真全体にメリハリが生まれます。この発色の美しさは、粉体トナー4色印刷では実現できない品質です。
結婚式や七五三などの記念写真、ポートレート撮影の作品集として、プロ品質の仕上がりを求める方に最適です。
「プレミアムハード」と「ライト」の画質比較
- しまうまプリント プレミアム 色味・発色
- しまうまプリント ライト 色味・発色
- しまうまプリント プレミアム 色味・発色
- しまうまプリント ライト 色味・発色
しまうまプリントの最も安価な「ライト」は粉体トナー4色印刷のため、色ムラが見られます。一方、プレミアムハードは色ムラが全くなく、網点も見えない滑らかなグラデーションです。
価格差はありますが、大切な記念写真には間違いなくプレミアムハードがおすすめです。
DreamLabo 5000 7色印刷(インクジェット)の自動補正効果
しまうまプリントは、写真ごとに自動補正のオン・オフを選択できます。
自動補正をオンにした写真は、暗部が明るく持ち上げられ、肌色や髪の毛の質感が美しく描き出されました。ただし、明るい部分は若干白飛びしやすくなるため注意が必要です。
暗めの写真や逆光で撮影した写真には、自動補正を試してみることをおすすめします。元々明るい写真の場合は、補正なしの方が自然な仕上がりになることもあります。
製本の品質
しまうまプリントのプレミアムハードは、上製本・無線綴じという一般的なハードカバーの製本方式です。
無線綴じは、本文ページを束ねて背の部分を接着剤で固める製本方式です。糸や針金を使わないことから「無線綴じ」と呼ばれています。

レイアウトする際は、見開き中央線を避けて写真を配置するのがおすすめです。
1枚の写真を見開き2ページにまたがって配置すると、中央部分が隠れてしまいます。
(見開き2ページにわたってレイアウトしたい場合は、合紙綴じのフォトブックを参考に。)
ハードカバーは、厚く硬い表紙により本文ページがしっかり保護されています。長期保存したい大切な記念アルバムには、ハードカバー(上製本)のフォトブックを選びましょう。
なお、裏表紙(表4)にはバーコードとしまうまプリントのロゴが印刷されています。
※しまうまプリントは「ロゴ」のみ有料(50円)で「非表示」にできますが、有料でもバーコードは表示されたままです。
参考:ロゴ・QRコード・バーコードの記載が「無い」フォトブックと「ある」フォトブック
紙質・光沢感
表紙のツヤ・光沢感→マットPP加工でさらさら上質
表紙はさらっとした質感で、マット(つや消し)PP加工が施されています。
光沢のある表紙と比べて指紋や皮脂汚れが目立ちにくく、何度も手に取って見返したくなる記念アルバムに最適です。光の反射が少ないため、室内照明や自然光の下でも表紙の写真が美しく鑑賞できます。
PP加工により表面がコーティングされているため、傷がつきにくく、水や汚れにも強いのが特徴です。ハードカバーとマットPP加工の組み合わせにより、高級感のある落ち着いた仕上がりになっています。
本文ページのツヤ・光沢感→美しい半光沢の専用紙
本文ページの用紙は、DreamLabo 5000専用のキヤノン純正紙「サテン」です。
さらさらとした質感で、半光沢タイプの控えめで美しい光沢感があります。
粉体トナー印刷のライトは印刷部分のみテカリがありますが、プレミアムハードは紙に染み込む液体インクのため、印刷部分と余白部分が均一な光沢です。印刷部の盛り上がり感は全くありません。
この半光沢の質感は、写真集やポートレート作品集に最適で、プロ仕様の美しい仕上がりを実現しています。

編集ツールの対応状況
しまうまプリントのフォトブックの「ライト」「スタンダート」「プレミアムハード」は、全て同じ編集ツールです。
スマホアプリ、PCブラウザ版に対応しています。
スマートフォンでは、専用アプリをインストールして作成します。アプリは直感的な操作で写真を選択・配置でき、初めての方でも簡単にフォトブックを作成できます。
パソコンからは、Windows・Macのどちらにも対応したブラウザ版編集ツールを利用できます。
パソコンの場合もアプリの場合も機能はほぼ同じです。
写真やテキストのレイアウトは固定のテンプレートから選択します。自由な位置にレイアウトすることはできません。
編集についての詳細はこちらの記事をご覧ください。
装飾機能の充実度
豊富な表紙用デザインテンプレートで表紙を装飾することができます。
また、スタンプを自由な位置に置くことができるので、オリジナリティのあるフォトブックを作ることができます。
編集についての詳細はこちらの記事をご覧ください。
コストパフォーマンス

しまうまプリントのプレミアムハードは、A5サイズ32ページが1,498円から作れるというコストパフォーマンスが魅力です。
他社で同等のDreamLabo 5000 7色印刷(インクジェット)・ハードカバーのフォトブックを作ろうとすると、3,000〜5,000円程度かかることが多いため、この価格設定はお得です。
最大144ページまで作成できるため、大容量の結婚式アルバムや旅行記としても活用できます。ページ数を増やしても他社と比べて割安なため、たっぷり写真を載せたい方にもおすすめです。
ただし通常の無線綴じのため、A5サイズスクエアのように比較的小さめだと中央部の開きづらさをより強く感じ、さらに最大ページ数の144ページで作成した場合、厚みにより開きづらさが際立つことに注意しましょう。
しまうまプリント プレミアムハードを実際に作ってわかった長所・短所まとめ
- DreamLabo 5000 7色印刷(インクジェット)で色ムラのない美しいグラデーション
- A5サイズ32ページのハードカバーが1,498円から作れてコストパフォーマンスが高い
- 最大144ページまで作成可能
- 無線綴じのため180度フラットに開かない
- 専用紙が厚いため見開き中央部が特に開きにくい(レイアウト時に注意が必要)
- 公式のソフト・アプリは、固定レイアウトからするため、自由な位置に写真を置くことはできない(自由に編集するには別途canvaのテンプレートを使う必要がある)
しまうまプリントのプレミアムハードは、キヤノンDreamLabo 5000によるDreamLabo 5000 7色印刷(インクジェット)と、1,498円からというコストパフォーマンスの高さが魅力です。
しまうまプリントでフォトブックを作るなら、日常のスナップなら「ライト」や「スタンダード」を、大切な記念アルバムには「プレミアムハード」といったように使い分けましょう。
無線綴じのため作成時はノドの部分の開きにくさを考慮し、レイアウトのチョイスを工夫してみましょう。中央部分に余白を設けたレイアウトがおすすめです。
しまうまプリントのその他のフォトブックレビュー
しまうまプリントのクーポンはこちら














