目次
しまうまプリントの画質は悪い?
しまうまプリントは他社と比較して安価なので、「こんなに安いのだから、画質が悪いのではないか?と疑問を持つ方も多いでしょう。また、しまうまプリントを購入したが、思った画質と違った、と後悔感じている人もいるかもしれません。
このページでは、「しまうまプリント 画質悪い」で検索している方に向けて、しまうまプリントでフォトブック、写真プリント、年賀状プリントを何度も実際に注文した経験から、しまうまプリントの画質が悪いと感じる原因とその解決策を解説するので参考にしていただければ幸いです。
まだ見てなかったらみてね!
フォトブックを15年以上作り続けているフォトブックマニアが、
実際の仕上がりを徹底比較した結果はこちら↓
\ 当サイト限定 割引クーポン配布中! /
しまうまプリントの画質が悪いと感じる原因と解決策
しまうまプリントの3つの印刷商品(フォトブック、写真プリント、年賀状)ごとに、画質が悪いと感じる原因とその解決策を、実際にプリントしてスキャニングしたデータをもとに検証します。
フォトブックの画質が悪いと感じる場合
フォトブックの画質が悪くて後悔した、と感じる原因は、以下のことが考えられます。
「ライト」タイプを選んでいる
しまうまプリントのフォトブックには「ライト」「スタンダード」「プレミアム」の3種類がありますが、その中でも「ライト」タイプは198円〜と圧倒的安価な価格設定で人気です。
しかし、「ライト」タイプの印刷品質は「スタンダード」や「プレミアム」に比べて劣ります。
商品名 | プレミアムハード | スタンダード | ライト |
---|---|---|---|
実際に印刷して スキャニング した参考画質 |
|||
印刷方式 | 7色印刷 DreamLabo5000 (インクジェット) |
液体トナー6色印刷 (デジタルオフセット) |
粉体トナー4色印刷 (レーザープリンター) |
ライトタイプは安いので、頻繁に日常的な写真のフォトブックを作りたい場合や、大量に作成する場合に適しています。しかし、長期保存したいアルバムや、特別な記念日やプレゼントとしての使用を考えている場合は、高画質な「プレミアムハード」を選ぶことをおすすめします。
写真プリントの画質が悪いと感じる場合
しまうまプリントの「写真プリント」の画質が悪くて後悔した、と感じる原因は、以下のことが考えられます。
「しまうまオリジナル」または「NEWデジタルプリント」を選んでいる
商品名 | NEWデジタルプリント | しまうまオリジナル | FUJICOLOR 高級プリント |
プロ仕上げ 高級プリント |
---|---|---|---|---|
実際に印刷して |
||||
印刷方式 |
印刷 |
銀塩プリント |
銀塩プリント |
銀塩プリント |
しまうまプリントの写真プリントは、銀塩プリントが「しまうまオリジナル」「FUJICOLOR高級プリント」「プロ仕上げ高級プリント」の3種類、印刷(エコ用紙)が「NEWデジタルプリント」の1種類です。
「NEWデジタルプリント」の印刷方式は「銀塩プリント」ではなく「印刷」なので、しまうまプリントの写真プリントの中で最も画質が劣ります。
また、同じ銀塩プリントでも、「しまうまオリジナル」の画質は「FUJICOLOR高級プリント」に比べて劣ります。
実際にしまうまプリントの写真プリント商品をすべてプリントしてみたところ、銀塩プリントの「FUJICOLOR高級プリント」が最も発色が美しく、細部までシャープに描写されていて高画質と感じました。同じ銀塩プリントでも「しまうまオリジナル」は、比較的、細部がぼやけていて、赤みが強めの仕上がりでした。
「しまうまオリジナル」の印画紙は、国内有名メーカー(メーカー名非公開)ではありますが、コストパフォーマンスを重視しているため、FUJICOLORの印画紙に比べると色再現性などに引けをとります。画質重視でプリントしたい場合は、FUJICOLOR高級プリントを選びましょう。大判写真のプリントにもおすすめです。
もともと写真データが暗い場合など、写真の「補正」を業者にお任せしたいときは「プロ仕上げ高級プリント」も良いでしょう。
年賀状の画質が悪いと感じる場合
しまうまプリントの「年賀状」の画質が悪くて後悔した、と感じる原因は、以下のことが考えられます。
写真仕上げではなく印刷仕上げを選んでいる
商品名 | 写真仕上げ | 印刷仕上げ |
---|---|---|
実際に印刷して スキャニング した参考画質 |
||
印刷方式 | 銀塩プリント | 粉体トナー4色印刷 |
しまうまプリントの年賀状プリントは、「写真仕上げ」と「印刷仕上げ」の2種類があり、「印刷仕上げ」の方が安価です。
しかし、「印刷仕上げ」の画質は「写真仕上げ」に比べて劣ります。
「写真仕上げ」の年賀はがきの印刷方式は「銀塩プリント」で、写真屋さんの写真プリントと同等の超高画質なプリントです。印画紙は「FUJICOLOR」の印画紙が使用されており、網点や色斑の無い美しいグラデーションに仕上がっています。
一方、「印刷仕上げ」は粉体トナータイプの4色印刷(レーザープリンター)のため、速度とコストには優れていますが、画質は圧倒的に劣ります。
写真入り年賀状の場合は特に「写真仕上げ」を選ぶのがおすすめです。
フォトブック・写真プリント・年賀状に共通で「画質が悪い」原因になりうること
画質が悪いと感じるのは、製品のせいではないかもしれません。画質が悪くなってしまう原因には以下のことも考えられます。
- 色補正を全ての写真に適用している
- 元画像の解像度が足りていない
- 元画像を拡大しすぎている
色補正を全ての写真に適用している
しまうま写真プリントの色補正有無の違い(写真プリント) | ||
---|---|---|
色補正有無 | 色補正あり | 色補正無し |
実際に印刷して スキャニング した参考画質 |
しまうまフォトブックの色補正有無の違い(フォトブック) | ||
---|---|---|
「色補正」とは、写真の色や鮮やかさ、明るさを調整することです。しまうまプリントの「色補正」は、「あり」か「なし」の2パターンで、デフォルトでは全ての写真が「色補正あり」に設定されています。
色調補正により、暗い写真が明るく綺麗になる場合もありますが、写真によっては、補正をすることによって、画質が大きく変わってしまい、画質が悪くなった、と感じる場合もありますので注意しましょう。写真によって補正の有無を手動で設定しましょう。
色補正を「しない」にする場合は、注文する写真を選んだ後、枚数設定画面で「色補正」のチェックを外します。大量の写真を注文する場合は、「プリント一括設定」からもチェックを外せます。
※しまうまプリントのアプリは、個別に色補正ができません。注文オプション選択時に、「印刷時に写真を色補正」の項目で一括で指定されます。アプリから注文の場合は、色補正が必要な写真のみスマホ本体の画像加工機能で補正しておき、「印刷時に写真を色補正」はオフにしておくのが良いでしょう。
元画像の解像度が足りていない
元画像の解像度が足りていないと、どの業者印刷した場合でも、ギザギザして画質が悪い仕上がりになってしまいます。
印刷に適切な解像度は以下ページを参考にしてください。
元画像を拡大しすぎている
元画像を拡大しすぎてトリミングしている場合も、解像度が足りなくなってしまいます。
別の写真に差し替えるのが理想ですが、どうしても小さい画像を大きくレイアウトしたい場合は、以下のようなオンラインの画像編集ツールにて、画像のサイズを拡大することができます。
まとめ
安価な商品が有名なしまうまプリントですから、一番安い商品を選んでしまい、他社の高価格の商品と比較すると、画質が悪かったと後悔を感じてしまう人もいると思います。
しかし、価格は上がりますが、しまうまプリントにも高品質商品があり、選択肢と設定によっては高画質な印刷が可能です。高画質にプリントしたいときは少し価格が上がっても高品質商品を選び、目的によって使い分けるようにしましょう。
また、適切な印刷設定と高解像度の元画像を用いることも大事です。
この記事が、しまうまプリントでの印刷品質に対する疑問や不安を解消する手助けとなれば幸いです。