目次
高級・高品質のフォトブックは?
フォトブックの高級本の条件としては、
という2点を挙げることができ、両方の条件を満足しているものが高級・高品質と称してよいでしょう。
「ソフトカバー」並製本タイプより「ハードカバー」の上製本タイプがより高級・高品質
上製本(じょうせいぼん)というのは、別途に印刷した表紙用の紙で、表紙を包んでおり、表紙付きの製本をしたものを指します。
本文のページを保護するため、ページサイズが表紙サイズよりもひと回り小さい点も、上製本の特徴です。
また、一般に書籍の上製本では、本文の先頭と末尾に丈夫な見返しが付けられ、それぞれを表紙と裏表紙の裏側に貼り付けて、表紙と本文がしっかりと接合されています。
「ソフトカバー」より「ハードカバー」の方が価格が上がりますが、丈夫で長持ちする高品質は「ハードカバー」です。
綴じ方の最上級は「合紙綴じ」
合紙綴じは、本文の見開き2ページを1枚の用紙の片面に印刷し、谷折りで裏面同士を貼り合わせます。貼り合わせる印刷紙の間に台紙を挟むこともあります。
ページが厚くしっかりしているため、一番豪華・高級に見える綴じ方が合紙綴じです。
無線綴じと合紙綴じの違い | |
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合紙綴じの見開き | 無線綴じの見開き |
無線綴じや糸綴じの場合は、中央の綴じ込み部分に、顔や写真の見せたい部分がこないようにレイアウトを調整する必要があります。
成人式・結婚式・七五三などの記念アルバムには、合紙綴じのフォトブックをおすすめします。
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高品質・高級仕様なおすすめフォトブックの3選
印刷の品質については、具体的な機種名・印刷方式・用紙を説明しているフォトブック業者ばかりではないため、サイトの情報で画質の良し悪しを判断するにはむずかしいです。また、銀塩プリントの品質についても、実際に印刷してみなければ、発色の良し悪しはわかりません。
富士フイルム (商品名:フォトブック ハードカバー)
富士フイルムのフォトブックは、富士フイルムのミニラボシステム フロンティア と純正印画紙で出力されています。富士フイルムのグループ企業が運営するフォトブックサービスです。
スマホからも「ハードカバー」「合紙綴じ」「銀塩プリント」の高級仕様なフォトブックを作成することができます。
用紙(印画紙)の質感は、半光沢タイプで上品な艶感です。
富士フイルムの編集ソフトは写真ごとに「補正の有無」を選択することができますから、プロが撮った写真は「補正なし」、自分で撮ったスナップで暗くなってしまった写真は「補正あり」を試してみましょう。
※デフォルトでは「補正あり」になっています。
フロンティアの自動補正機能「Image Intelligence」によって彩度・明度などを最適な状態に補正してくれます。
厚みのあるしっかりした表紙と、折れにくい合紙綴じの製本です。
写真屋さん・写真スタジオで作ってもらうアルバムと同等品質のフォトブックが作成できます。
コストパフォーマンスが良く、写真館のアルバム同様のしっかりしたフォトブックを作りたい場合におすすめです。
マイブック (商品名:FLAT)
マイブックのFLATは、「ハードカバー」の「合紙綴じ」で、なおかつ「DreamLaboの7色印刷」の間違いなく高画質・高品質・高級なフォトブックです。
マイブックの優れた色再現性は元画像に近い発色で、たいへん美しい仕上がりです。
また、マイブックはパソコン用デザインテンプレートが他社より豊富なので、デザインに自信がなくても、簡単におしゃれなフォトブックがつくれます。
表紙は光沢があり、本文の用紙もツヤツヤの光沢紙です。
マイブックの綴じ方は「無線綴じ」「糸綴じ」「合紙綴じ」がありますが、「合紙綴じ」の高級タイプは「FLAT(フラット)」だけなので間違いの無いよう気をつけましょう。
高級な上製本にある花布(はなぎれ)という飾りが付いていて、閉じた時に表紙と本文の接合部分が見えにくい構造になっているのが特徴です。
花布がついている合紙綴じタイプのフォトブックは珍しく、一つ一つの工程にこだわりをもって丁寧に仕上げられていることがわかります。
フジフォトアルバム
フジフォトアルバムは全商品が銀塩プリント(印画紙出力)です。発色は他社に比べ若干暗めだったので、明るめに色補正してから入稿されることをおすすめします。
表紙はツヤなしマットでサラっとした質感です。
綴じ方は大変しっかりした重厚感のある「合紙綴じ」です。
銀塩プリントの本文用紙はツヤツヤした光沢ではなく、サラサラ・しっとりとした用紙の質感で高級感があります。
A4スクエアで作成した場合の値段は以下のようになります。
サイト名 | 富士フイルム | マイブック | フジフォトアルバム |
---|---|---|---|
商品名 | ハードカバー フォトブック |
FLAT |
オリジナルフォトアルバム |
特徴 | 銀塩プリント | テンプレート充実 7色印刷 (DreamLabo) |
銀塩プリント |
ハード |
合紙綴じ 24P 4,779円 |
合紙綴じ |
合紙綴じ 24P 5,999円 |
スマホから 注文 |
◎ | ◎ | ◎ |
送料 | 635円 クーポンで無料 |
550円 | 990円 |
レビュー | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
まとめ
高品質・高級・プロ仕様なフォトブックは、
という2点を満たしたフォトブックを選びましょう。
このタイプで低画質な「粉体トナー」タイプは、フォトブックマニアが印刷した数十社の中にはありません。
製本がしっかりしているフォトブックは、画質も一定ラインを保った「高画質」と言えますが、よりグラデーションが美しい「超高画質」を求める場合は、ドリームラボ7色印刷または銀塩プリントのフォトブックから選びましょう。