気がつくと大量のデータがスマホのメモリを圧迫していた、という経験がある方は多いのではないでしょうか。でも大切な写真ばかりで削除はできない…今回はそんな方におすすめの「無料クラウドサービス」をご紹介します。
写真のバックアップを取っておけば、年末にまとめてフォトブックを作成したり、必要なときに必要な写真データだけを使うことができるので、スマホのメモリに余裕を持たせることができます。誰にでもすぐにできる方法ばかりなので、ぜひ試してみてください。
結論から言うと、無料で使える保存容量が最も大きいのはGoogleフォト(15GB)、Amazonプライム会員の方なら写真を無制限・無圧縮で保存できるAmazon Photosがおすすめです。
※本記事のクラウドサービスの容量・料金は2026年7月時点に各社公式サイトで確認した情報です。無料容量や料金は変更されることが多いため、ご利用前に必ず各公式サイトで最新情報をご確認ください。
無料クラウドサービス比較表
| Googleフォト | Dropbox | OneDrive | Flickr | iCloud | Amazon Photos | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 使用条件 | Google アカウントの保有(無料) |
無料会員登録 (無料) |
Microsoft アカウントの保有 (無料) |
メールアドレスで登録 (無料) |
iPhoneは 自動で使用可能 |
Amazon アカウントの保有 (無料) |
| 保存データ 容量と料金 |
15GB:無料 100GB〜:月290円〜 |
2GB:無料 2TB~:月1,200円~ |
5GB:無料 100GB:月260円 |
1,000枚:無料 (非公開は50枚まで) 無制限:有料Pro |
5GB:無料 50GB~:月180円~ |
5GB:無料 |
15GBが無料で使える「Googleフォト」

Googleフォト
スマホの契約をするときに、Googleのアカウントを取得しているという方は多いでしょう。そのGoogleのアカウントを使って、簡単に写真データを保存することができます。使っているスマホがAndroidでもiOSでも問題なく使うことができますよ。また、パソコンからもアクセスできるので、スマホで保存した写真データをパソコンからまとめてフォトブックを作りたいときにも便利です。
Googleフォトは、保存データの量が15GB以下であれば無料です(保存容量はGmail・Googleドライブと共用です)。
以前は「高画質(現在の保存容量の節約画質)」で保存すれば容量にカウントされない仕組みでしたが、この無料・容量無制限のサービスは2021年6月に終了しました。現在は節約画質で保存しても15GBの保存容量を消費します。なお、2021年6月1日より前にバックアップ済みの写真・動画は、引き続き容量にカウントされません。
使い方は、Googleアカウントにログインをして「Googleフォト」にアクセスするだけ。後は画面の指示に従って設定すれば、Googleフォトのアプリに移行します。Googleフォトのアプリをアンインストールしている場合でも、無料でダウンロードできるので安心です。
保存データのアップロードは手動で1枚ずつすることもできますし、自動アップロードで行うこともできます。「Wi-Fi接続時のみバックアップする」設定にしておけば、Wi-Fiに接続したときに自動的にバックアップを取ってくれるのでとても便利です。アップロードできていないデータがあるときは、スマホ画面上の通知で知らせてくれます。
- 使用条件:Googleアカウントの保有
- 対象OS:Android・iOS
- 保存データ容量:15GBまで無料(Gmail・Googleドライブと共用)
- 料金:無料(追加容量はGoogle One 100GB 月290円〜)
5GBが無料で使える「iCloud」

iCloud
iPhoneなどのiOSユーザーに人気なのが「iCloud」での写真データ保存です。Apple製品で保存しているデータであれば、誰でも使うことができます。iCloudは、5GBの使用なら無料で使えます。
有料の「iCloud+」(50GB 月180円〜)にすれば、最大12TBまで大量に保存することができます。Apple製品に特化していることもあって、iPhoneからは操作がしやすく、動きもスムーズと好評です。
使い方は、設定画面から「iCloud」を開き、iCloudにアップロードしたい項目を選択してONにするだけです。写真や動画以外にも、メールや連絡先など紛失したくないデータをアップロードすることもできます。音楽や動画など、大きな容量が要るデータも保存ができるので、急にデータ容量が必要となったときは、多くのスマホ内データをiCloudに入れてしまって、容量のスペースを空ける、というユーザーが多いようです。
また「共有アルバム」(旧・iCloud写真共有)をONにしておけば、特定のメンバー間でのみデータを共有することができます。家族や友人などと共有できるようにしておけば、みんなでデータを楽しむことができて便利です。
みんなでフォトブックにしたい画像を共有アルバムに集めておいて、1冊のフォトブックにするのもいいですね。
- 使用条件:Apple製品に保存のデータ
- 対象OS:iOS
- 保存データ容量:5GB〜12TB
- 料金:無料(5GB超はiCloud+ 50GB 月180円〜)
Amazonプライム会員なら写真が無制限「Amazon Photos」

Amazon Photos
通販のAmazonが提供するクラウドストレージサービスです。プライム会員でなくても5GBまで無料で使えますが、Amazonプライム会員なら、保存できる写真の量は無制限になり、データを圧縮する必要もありません。プライム会員の会費は月600円または年5,900円(2026年7月時点)で、お急ぎ便やPrime Videoなどの特典とあわせて利用できます。
使い方は、「Amazon Photos」アプリにログインして「自動セーブをONにする」を選択するだけです。自動セーブをONにしておけば、写真を撮ったときに自動的にAmazon Photosに保存してくれます。
データの保存をWi-Fi接続時だけに設定することもできるので、通信データを使いすぎる心配もありません。自動保存以外にも、手動で必要なデータだけ保存するという方法もあります。
また、Amazon Photosはアルバム作りも簡単です。アプリの中で「アルバムを作成」を選択し、アルバムに入れたい写真を選択するだけなので、写真を見ながら好みのアルバムにすることができます。
ただし、プライム会員でも動画は5GBまで、動画と写真以外のデータについては使用ができない点には注意しておきましょう。
- 使用条件:Amazonアカウントの保有(写真無制限はプライム会員のみ)
- 対象OS:Android・iOS
- 保存データ容量:プライム会員は写真無制限(動画は5GBまで)・非会員は5GB
- 料金:無料(プライム会員の会費は月600円または年5,900円。2026年7月時点)
https://www.amazon.co.jp/photos/home
2GBまでなら無料で使える「Dropbox」
「Dropbox」とは、写真やドキュメントなどのファイルを一括して整理できるオンラインサービスです。写真だけ専用のクラウドサービスで保存するより、他のファイルと一緒にまとめて管理を一元化したい方におすすめです。
Dropboxは2GBまでなら無料で使えます。
また、面倒ですが友達に紹介をしたりするとある程度容量を増やせます。
Dropboxはアプリをダウンロードして、アカウント登録をすることで使用が可能です。アカウント登録は、名前・メールアドレス・パスワードを入力するだけです。Googleアカウントを使ってさらに簡単に登録することもできます。
アカウント登録をしたら、無料プランのまま利用を続ければ2GBまで無料で使用できます。2TBまで保存できる有料プラン「Plus」は月1,200円です。
2GBというと「1200万画素の写真なら400枚程度」を保存できます。写真を大量に保存したいわけではないけれど、大事な写真を他のファイルと一緒にまとめて管理したい、という方にはおすすめです。
- 使用条件:アカウント登録
- 対象OS:Android・iOS
- 保存データ容量:2GB~3TB
- 料金:無料(2TBの有料プランは月1,200円〜)
5GBまで無料「OneDrive」
OneDriveはマイクロソフト社が提供するクラウドストレージサービスです。Microsoftアカウントがあれば、誰でも使うことができます。
OneDriveなら5GBまで無料で使用できます。
Microsoftアカウントを保有していない場合は、OneDriveの公式サイトから登録が可能です。トップページに表示される「サインイン」をクリックして、「アカウントを作成しましょう」というリンクから登録できます。
100GBまで使える有料プラン「Microsoft 365 Basic」は月260円です。
OneDriveは、マイクロソフト社提供ということもあり、マイクロソフト社の他製品との互換性が高いという点もポイントです。そのため、仕事でExcelやWordなどを使っていて、写真と一緒に保存をしたいという方にもおすすめです。
- 使用条件:Microsoftアカウントの保有
- 対象OS:Android・iOS
- 保存データ容量:5GB~1TB
- 料金:無料(100GBのMicrosoft 365 Basicは月260円〜)
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/onedrive/online-cloud-storage
1,000枚まで無料「Flickr」
Flickrは世界最大級の写真コミュニティサイトで、写真データの保存にも使えます。ただし、他のクラウドサービスと少し異なり、「コミュニティサイト内での写真データの保存」となります。
Flickrでは1,000枚の写真が無料で保存できます。
Flickrは、日本で言えばインスタグラムのようなものです。保存した写真をコミュニティへシェアすることができます。写真を非公開(プライベート)に設定することもできますが、無料アカウントで非公開にできるのは50枚までという制限があるため、人に見せない前提のバックアップ用途にはあまり向きません。
以前は米Yahoo!のアカウントが必要でしたが、現在はメールアドレスがあれば登録できます。ただし海外のサービスのため表示は英語が中心で、最初は登録や操作に多少手間取るかもしれません。
無制限に保存したい方には、有料のProプラン(ドル建ての課金)が用意されています。
1,000枚という具体的な枚数が決まっているため、つい撮りすぎて保存できなくなってしまった、という事態を避けやすいかもしれません。
- 使用条件:メールアドレスで無料登録
- 対象OS:Android・iOS
- 保存データ容量:1,000枚まで無料(非公開は50枚まで)
- 料金:無料(無制限に保存できるProプランはドル建ての有料課金)
【サービス終了】富士フイルムの「Photo Bank」
写真メーカーならではのAI写真整理機能で人気だった富士フイルムのクラウドサービス「Photo Bank」は、2023年2月末でサービスを終了しており、現在は利用できません。
なお、富士フイルムのフォトブック自体は現在も注文できます。実際に5種類作って比較したレビューはこちらをご覧ください。
クラウドサービスつきのスマホフォトブックアプリ
フォトブックアプリに写真を保存できるクラウドサービスがついているものをご紹介します。
スマホからの利用限定です。
PRIMII(プリミィ)
PRIMII(プリミィ)は月額330円(税込)が必要ですが、5GBまで写真を保存でき、A5サイズまたはA6サイズフォトブックを1冊無料で作ることができます。(別途送料110円(税込)がかかります。)
月額330円がネックに感じるかもしれませんが、
「A5縦長」サイズが330円で作れるのは、他の激安フォトブックや無料系フォトブックと比較しても最安級です。
1,000円以上のフォトブックと比較すれば画質は劣りますが、同価格帯の粉体トナータイプのフォトブックの中ではきれいな仕上がりです。
フォトブックのサイズはA6サイズ(文庫本サイズ)と、A5サイズ(文庫本2冊分サイズ)から選べます。
フォトブックの表紙デザイン(ブックカバー)も多彩なラインナップから選べます。
フォトブックの表紙デザインは、PRIMII(プリミィ)で毎月更新されます。
もちろん、写真を表紙にすることも可能です。5種類の中から気に入ったレイアウトが選べます。
スマホから注文したフォトブックはメール便で送られます。
PRIMIIは、公式サイトで会員登録してからアプリをダウンロードしましょう。公式サイトで登録したID・パスワードを、アプリに入力すれば月額330円(税込)ですが、iPhoneのappStoreで、アプリをダウンロードし、「appから登録」してしまうと、月額400円になります。
PRIMII(プリミィ)の詳しいレビューはこちらをご覧ください。
fueruアルバム
fueruアルバムは、アルバムメーカーのナカバヤシが提供する写真保存アプリです。無料で写真データをクラウドに保存でき、アプリを起動すれば自動的に写真データをクラウドへ保存してくれます。
アプリでは毎月10枚まで、保存性の高い銀塩プリントの写真プリントが無料です。
(別途送料385円(税込)がかかります。送料に印刷料金が含まれているタイプのアプリです。)
なお、姉妹サービスの「フエルフォトブック」は現在、新規の受付を終了しています。fueruアルバムは写真データの保存と無料プリントのアプリとして利用しましょう。
無料クラウドサービスのよくある質問
Q. Googleフォトの「無料で容量無制限」は終了したのですか?
A. はい、2021年6月に終了しました。現在は「保存容量の節約画質」で保存しても無料枠15GBを消費します。ただし、2021年6月1日より前にバックアップした写真・動画は容量にカウントされません。
Q. フォトブック作りに使うなら、どの無料クラウドが向いていますか?
A. パソコンからまとめて注文するならGoogleフォト(15GB無料)が手軽です。写真をたくさん撮る方は、プライム会員特典のAmazon Photosなら写真を無圧縮で無制限に保存できるので、フォトブックの印刷画質の面でも安心です。
Q. クラウドに保存した写真から、そのままフォトブックを注文できますか?
A. 多くのフォトブック業者では、一度スマホやパソコンに写真をダウンロードしてから入稿します。クラウド保存(5GB)と毎月1冊の無料フォトブックがセットになった月額制のPRIMII(プリミィ)のようなアプリもあります。
Q. 無料クラウドに保存しておけば、写真のバックアップは万全ですか?
A. 無料容量や仕様の変更、サービス自体の終了(富士フイルムのPhoto Bankは2023年に終了)というリスクがあります。大切な写真はクラウドだけに頼らず、フォトブックなど手元に残る形にもしておくと安心です。






