商品カタログにおすすめなフォトブックは?
大量に印刷しなければならない商品カタログの場合は、印刷会社に発注した方が経済的であり、作品の出来も確かだと思われます。
しかし、店置きや事務所に常備する小部数の商品カタログを各店舗の個別的な販促ニーズに応じて作る場合や、小規模小売店・飲食店などで独自に制作する場合などでは、フォトブックは、臨機応変にオンデマンドの制作ができる便利な商品カタログとなります。
ただし、商品写真や商品イメージの視覚的効果は販促ツールにとってとても重要なことですから、予算が許す限り、商品撮影に慣れているプロカメラマンに撮影を依頼した方が良いでしょう。
商品カタログをフォトブックで作る場合、それに適した単価・規格・画質などについては、個々のショップによって事情が異なりますから一概には言えません。しかし、どのようなショップであっても、以下の点に注意してフォトブックを選びましょう。
①きれいな文字を自由に書き込めること
商品ごとに記入すべき文字としては、一般に[商品名]、[価格]、[商品スペック]、[商品コード]、[キャッチフレーズまたは商品説明のヘッドライン]、[商品説明]などがあります。
それぞれにふさわしい書体・大きさで自由にレイアウトできなければなりません。
②無用な装飾のないシンプルなページが作れること
商品写真だけが引き立つように、罫線・飾り罫やその他装飾要素のない無地のページや、裁ち落としで全面写真にできるフォトブックがおすすめです。
なお、テンプレートに著作権で保護されているキャラクターのイラストが使われているフォトブック(たとえばディズニーキャラなど)は、許可なく商用目的で使用できません。
③ソフトカバーかハードカバーかは用途により変わる
お客様に配るなら、コンパクトで軽く安いソフトカバー
お客様が気軽に持って帰れるように、表紙はソフトカバー、ページは印画紙よりも印刷紙のものが向いています。
フォトブックでは複数印刷で安くなるフォトブックもあります。
お店に置くなら、丈夫で高級感あるハードカバー
お店に置いてお客様に見てもらうなら、ハードカバーがおすすめです。
紙が薄いペラペラめくれるタイプでは劣化が早いので、商品カタログには紙の厚いタイプがおすすめです。
④複数の写真をページにレイアウトできること
商品の色違いや模様の種類、シリーズ商品などを小さなカットで表現したり、ロゴマークを入れたりする場合には、編集機能が充実しているフォトブックを選びましょう。決められたレイアウトしか編集できないフォトブックでは、思ったデザインに作れません。